前回の記事で塩麹がダイエットに向いているのか?について調べました。
今回はその活用法として、ダイエット効果が高いとされる塩麹の生食レシピをご紹介します。
- そもそも、なぜ塩麹は生食が良いのか?
- 塩麹は生食できるの?
といった塩麹×生食の疑問も解消、さらにダイエット効果アップ術もまとめました。
塩麹は生で食べるべき
塩麹の酵素の働きを得たいなら生でそのまま食べるべきです。
なぜなら、酵素は加熱すると死滅してしまうから!
一般的に酵素は30~50℃の環境下で活発に働きます。
※ちなみに酵素が特に活発に働くのは35~40℃とのこと。真夏の気温ですね・・・。
けれども、温度がおおむね70℃以降になると死滅し、その効果が失われてしまいます。
そのため、肉にもみ込んでソテーしたものを食べても酵素の働きは得られません。
鶏胸肉に塩麹をもみ込んで食べていたけど、酵素の効果はなかったんだね・・・。
また、酵素には温度が低すぎても働かないというデメリットも。
一般的に15℃以下の気温では活性を失い、効果が得られません。
したがって、塩麹の酵素の働きを得るには、人間が過ごしやすい常温の下に置いてあげるのが一番です。
塩麹を生で食べる料理レシピ
酵素の働きを得たいなら塩麹の生食がオススメ、と↑で説明しました。
しかし、そもそも塩麹は生食できるのでしょうか?
また、加熱しない塩麹レシピについてもお伝えします。
そもそも塩麹は生食OK?
塩麹は生で食べても大丈夫です。
塩と水に米麹を加えて発酵させる塩麹には、生食できない材料は使われていません。
感覚的には『大豆の代わりに塩を発酵させる味噌』みたいな感じかな?
そのまま野菜にディップして食べてもよし、ドレッシングの材料にしても美味しいですよ。
今回は野菜も摂れる簡単な和え物のレシピをご紹介します。
<簡単☆塩麹レシピ>きゅうりの塩麹和え
塩麹を生食できる簡単レシピ『きゅうりの塩麹和え』のレシピをご紹介します。
※レシピはDELISH KITCHENのものを参考にしています。
わたしも実際作ってみたのですが、とても簡単&美味しかったです!
副菜の小鉢としてどんな献立にも使える優れものの一品です。
まずは、そんな『きゅうりの塩麹和え』の材料をお伝えします。
材料は3つとシンプルですね!
また、今回は香りつけに「ごま油」を使用しますが、お好みでオリーブオイルや柚子胡椒などに変更しても美味しいですよ。
基本は「きゅうり」&「塩麹」の2つがあればOKです。
それでは『きゅうりの塩麹和え』の作り方を画像付きでご紹介していきます。
1 きゅうりを食べやすい大きさに
まずは、きゅうりを食べやすい大きさにしていきます。
包丁できゅうりのヘタを切り落とします。
この後、包丁は使いません!
包丁の代わりに「すりこぎ棒」を使っていきます。
普段はすり鉢と一緒にゴマをするために使うすりこぎ棒ですが、今回はきゅうりを叩くために使います。
すりこぎ棒できゅうりを叩くと下のようになります。
きゅうりをすりこぎ棒で叩き、砕くことで表面積が広くなります。
断面が多くなることで包丁で切るよりも味が染み込みやすくなり、旨みがアップ!
また、ゴツゴツした歯ごたえは食べ応えもアップさせてくれます。
こうして、ある程度きゅうりが砕けたら、手でさらに細かく砕いていきます。
ポキポキと砕き、次の工程で調味料ともみ込むためのポリ袋に入れちゃいましょう。
きゅうりの処理はこれで完了です。
2 きゅうりに塩麹を加える
きゅうりを食べやすい大きさにしたら、塩麹を加えていきます。
ポリ袋に入れたきゅうりの上から塩麹を大さじ2投入!
洗い物を増やしたくないので、塩麹はチューブからそのまま投入しました。
目安としては<大さじ1=500円玉くらい>の大きさに絞り出すとちょうど良い感じです。
洗い物は増やしたくないけど、分量は正確に量りたい・・・。
という方にははかりの使用がオススメです。
きゅうりの入ったポリ袋をはかりに載せ、表示された重量プラス30g(大さじ2)を絞り出せばOK!
電源を入れる前にポリ袋を載せれば足し算の必要もなく便利です。
すべての食材に共通する塩麹の分量として、
食材:塩麹=1:10
を覚えておけば、きゅうり以外の野菜でも塩麹和えが簡単に作れます。
3 きゅうりと塩麹を和える
最後に、ポリ袋に入れたきゅうりと塩麹を均一になるよう和えていきます。
「和える」と言っても、袋の上からモミモミするだけです。
全体がよく混ざったら、ごま油を加え、さらにモミモミ。
この袋のままで5分ほど放置し、味を染み込ませます。
味を染み込ませる時間は少し長くなってしまっても大丈夫です。
実際、わたしはポリ袋の状態で1時間ほど放置してしまいました。
とりあえず揉み込んでおき、その間に主菜を作れる手間がない副菜と言えます。
5分以上漬け込んだら、お好きな皿に盛り付けて完成です!
漬け込み時間を抜きにすれば実働時間は3分もかかりません。
まろやかな塩気と塩麹のコク、きゅうりのみずみずしさが味わえる夏らしい1品です。
冬はきゅうりを「イチョウ切りにした大根」にチェンジ!季節感あふれる小鉢に仕上がります。
ダイエット効果を上げる!塩麹の食べ方
塩麹でダイエット効果を上げたいなら毎日食べることをオススメします。
酵素は食べ物を消化し、エネルギーに変えるために毎日使われ続けます。
つまり、毎日減っているということ!
もちろん体内でも酵素は作られていますが、年齢を重ねるにつれ、体内で作られる酵素の量は減少していきます。
したがって、年齢を重ねるに従い、意識的に食べ物から酵素を取り入れるのが大切になります。
「麹だけでつくったあまざけ」を製造・販売しているHAKKAISAN(八海山)によると、
新潟薬科大学・新潟県農業総合研究所食品研究センターと共同で、麹甘酒と便通に関する研究※を行いました。排便回数の比較的少ない健常成人14名に麹甘酒を毎朝1日1本(118g)ずつ飲んでいただいた結果、事前検査では7日間で約4回だった平均の排便回数は約6回へと増加し、排便日数も増加しました。これは有意な差であり、麹甘酒には明らかに便通改善効果があるといえます。
HAKKAISAN 知るほどスゴい麹甘酒のチカラ Vol.2 [健康効果編]
という研究結果を発表していました。
これは甘酒を摂取した便通改善効果の研究ですが「毎朝1日1本」を継続することで効果が見られる、という点では同じ米麹を使用した塩麹にも効果が期待できると思います。
塩麹を含む発酵食品は、最低でも1日1食は取り入れるようにしましょう。
紹介した『きゅうりの塩麹和え』のような副菜だったら、毎日和える野菜をチェンジするだけで続けやすいのが嬉しいポイント!ドレッシングに使えば、毎日飽きずに食べられそうですね。
まとめ
- 塩麹でダイエット効果を得たいなら、酵素の働きを得るため生で食べる
- ダイエット効果を上げたいなら毎日継続的に食べるのが効果的
塩麹のダイエットレシピなど活用法についてまとめてみました。
副菜だったら毎日少しずつでも摂れそうなので、続けやすいのでは?と思います。
塩麹を上手く使って健康的なダイエットを励みましょう♪