記事内にプロモーションが含まれています。

キムチには乳酸菌が入っていないものがある?乳酸菌入りキムチの見分け方をチェック!

韓国発祥で日本でも高い人気を誇る漬物・キムチ。

キムチは乳酸菌が豊富で体に嬉しい効果だたくさん!というイメージがありませんか?

けれども、キムチの中には乳酸菌が含まれていないものも!

なぜキムチには乳酸菌が入っているもの・入っていないものがあるのでしょう?

また、乳酸菌入りキムチの見分け方も調べてまとめてみました!

スポンサーリンク
スポンサーリンク

キムチには「乳酸菌が入っていない」ものがある?

我が家では不動の人気を誇る『こくうまキムチ』を販売する東海漬物のHPによると、

「こくうまキムチに乳酸菌は入っていますか&こくうまキムチは発酵していますか」という質問に

こくうまキムチは酸味と発酵臭の少ないキムチとして開発しました。一般にキムチは発酵した乳酸菌のために酸味が増して酸っぱくなり、製造直後と賞味期限間近のものとでは味が変わってくることがございます。 こくうまキムチは味の変化が少なく、食べやすい商品とすることを目的にしているため、乳酸菌が増えにくくなるように発酵を抑えた製法でつくっています。

こくうまキムチは発酵を抑えて乳酸菌が増えにくい製法でつくっているため、乳酸菌がいないわけではございませんが、乳酸菌の数としては少なくなっています。

こくうまQ&A 東海漬物HP

とのこと。

要約すると「乳酸菌はいるけど、数は少ない」ですね。

「健康にいいからキムチを食べよう♪」と思って食べていたのに・・・。

と少し裏切られた気分です。

ただ、やはり我が家は『こくうまキムチ』の味が好きなので、これからは健康食品としてではなく嗜好品として楽しもうと思います。

そもそも「乳酸菌」とは?

乳酸菌とは代謝により乳酸産み出す細菌類の総称です。

有名なものだと、ヨーグルトに多く含まれるビフィズス菌があります。

乳酸菌は腸内で良いはたらきをする善玉菌の1つで、たくさん摂ることで腸内環境の改善につながります。

花緒
花緒

『おなかの調子が良くない』という方は積極的に摂ることがオススメです。

そんな乳酸菌には腸内に定着しない、つまり長生きできないというデメリットがあります。

したがって、乳酸菌により腸内環境改善を目指したいなら毎日食べ続けることが大切となります。

乳酸菌については↓の記事で詳しく説明しています。

キムチにはなぜ乳酸菌が含まれているの?

キムチに乳酸菌が含まれている理由は作られる過程で乳酸発酵するためです。

キムチ 乳酸発酵 乳酸菌 製造 なぜ どうして
정훈 정によるPixabayからの画像

キムチは塩漬けにした白菜に、唐辛子など数種類の野菜や魚介類、出汁、果物などさまざまな食材を加えて漬けられます。

塩が入っていることで水分が抜け、栄養素と塩が作用し合い、微生物、つまり雑菌が増殖します。

・・・と聞くと少し怖く感じますが、この雑菌たちは発酵によって生まれる乳酸菌により繁殖が抑制されます。

どんどん雑菌にとって過酷な状況になっていくので、たとえ増えても死滅してしまうのです。

こうして雑菌をエサに乳酸菌はどんどん増え、キムチは美味しくなっていくのです。

そんな作りたてキムチには1gあたり100万個もの乳酸菌が含まれています

これだけでも十分多く感じますが、さらに熟成させると10億個に増加することも!

もちろん置きすぎは禁物ですが、時間が経つほど体に嬉しい効果が増えるのは漬物の特長ですね。

白菜ではなく「キャベツ」を乳酸発酵させるザワークラウトについて

キムチの種類について

キムチ 乳酸菌
飲食店のキムチ
Dongtan KoによるPixabayからの画像

現在、日本で販売されているキムチには

  1. 韓国産タイプ
  2. 熟成タイプ
  3. 浅漬けタイプ

の3種類があります。

このキムチ3種類について説明していきます。

韓国産タイプ

韓国産タイプはその名の通り韓国で作られたキムチです。

キムチの発祥国・韓国で伝統的に受け継がれてきた製法で作られています。

その特徴は、発酵による独特の風味と強い酸味

発酵食品なので生きた乳酸菌がたっぷり含まれているのも特長です。

「乳酸菌を摂りたい」という方は、この韓国産タイプを選ぶといいでしょう。

熟成タイプ

熟成タイプは白菜の塩漬けとキムチのたれ漬けを行い、熟成させたキムチです。

発酵ではなく「熟成」であるのがポイント。

熟成工程によりうま味が強く深いコクが味わえるのが特長です。

先ほどご紹介した東海漬物『こくうまキムチ』はこの熟成タイプになります。

ただ、発酵が抑えられている商品が多く、乳酸菌の数では韓国産タイプに劣ります

また、発酵していないため本場韓国ではキムチとみなされていなかったりします。

浅漬けタイプ

浅漬けタイプは、あらかじめ下漬けした白菜にキムチのたれをまぶしたキムチのこと。

辛味が少なく味つけも薄めで、日本人でも食べやすいのが特長です。

この浅漬けタイプも発酵していないため、本場韓国では、この浅漬けタイプはキムチとはみなされません。

乳酸菌入りキムチの見分け方

キムチの見分け方
乳酸菌入りキムチ
JeongHO SuhによるPixabayからの画像

前項の「キムチの種類について」によると、乳酸菌が入っているキムチは韓国産タイプのみでした。

しかし、スーパーで見てもどれが韓国産タイプで乳酸菌が含まれているかなんて分かりませんよね?

そこで、乳酸菌入りキムチを簡単に見分ける方法をご紹介します!

原産国が韓国

キムチの商品ラベルに記載されている原作国名が韓国(大韓民国)であればほぼ乳酸菌入りキムチです。

韓国で作られたキムチなら、乳酸発酵する伝統の製造で作られていることがほとんど。

そして、韓国産のキムチには共通して「キムチくんマーク」というキャラクターが書かれています。

「キムチくんマーク」は箱の左上で『韓国直輸入』と吹き出しで話している黄色いキャラクターです。

このマークを1つの目印にすると、乳酸菌入りキムチを見つけやすくなりそうです。

「発酵」と書いてある

韓国産タイプのキムチは乳酸菌が入っているものがほとんど。

しかし国産のキムチの中にも、韓国の伝統的な製法で作り発酵しているキムチはちゃんとあります。

ただ、国産キムチには「キムチくんマーク」が付いていないので見分けるのが困難・・・。

そんなときに確認するのはキムチのパッケージ。

キムチのパッケージに「発酵」と書かれているキムチなら乳酸菌は入っています

虚偽報告でない限り、発酵していれば乳酸菌は自然に増えていると思います。

「乳酸菌入り」は?

キムチの中には「乳酸菌入り」と書かれているキムチもあります。

ただ、これらのキムチは自然発酵ではなく、後から添加した乳酸菌であることがほとんど。

特に浅漬けタイプのキムチに多い傾向にあります。

こういった後から乳酸菌を入れたタイプでも乳酸菌を摂ることは可能です。

しかし、商品によっては乳酸菌が死滅している場合もあるのでラベルをしっかり読むことが大切でしょう。

原材料に添加物が含まれていない

韓国産タイプのキムチは野菜と唐辛子など、最低限の食材のみで乳酸発酵させて作られるキムチがほとんどです。

そのため、原材料名のところに食品添加物の記載がなければ乳酸菌入りキムチであるといえます。

キムチに入っている食品添加物としては、

  • 増粘剤(増粘多糖類)
  • 酸味料
  • 発酵調味料
  • 色素

があります。

これらが入っていると調味料でキムチの風味や色合いを再現しているということなので、乳酸発酵していないと言えます。

時間が経つと味が変化する

乳酸菌入りキムチのパッケージには「時間が経つと味が変化する」と書かれていることがあります。

含まれる乳酸菌により、パックされても発酵が進んでしまうためですね。

そのため、乳酸菌入りキムチは時間が経つにつれ、どんどん乳酸が増え、酸っぱくなっていきます

日が経つごとに味が変化するという楽しみもありますが、酸っぱいのが苦手な方は少しキツいかもしれませんね・・・。

まとめ

  • キムチには乳酸菌が入っているものと入っていないものがある
  • 乳酸菌入りキムチは、製造過程の乳酸発酵によって作られる
  • キムチの種類は「韓国産」「熟成」「浅漬け」の3タイプがあり、乳酸菌が含まれているのは主に韓国産タイプのキムチとなる
  • 乳酸菌入りキムチの見分け方は
    • 原産国が韓国
    • 「発酵」の表記がある
    • 無添加
    • 時間とともに味が変化する などがある。

まず、わたしは乳酸菌が入っていないキムチがあるということにビックリでした・・・。

これからは、いつものキムチだけでなく、韓国産タイプのキムチも食べてみたいと思います。

みなさんがいつも食べているキムチも確認してみてくださいね♪

※参考
東海漬物

東海漬物のキムチと言えば↓

タイトルとURLをコピーしました