傷みやすく日持ちがしないニラ(韮)は新鮮なものを選ぶのが一番!
この記事では、新鮮なニラの見分け方を細かくまとめてみました。
さらに、新鮮なニラを選んでも、しっかり保存できなければ鮮度はキープできませんよね?
そこでニラの保存方法についても3通りからまとめています。
特に気温と湿気が高い夏はニラがすぐに傷み、部屋中が臭くなりがち・・・。
見分けられる目と保存方法を習得し、ニラの鮮度を守りましょう!
新鮮なニラの見分け方
新鮮なニラは視覚・触覚・嗅覚の3ポイントから見分けることができます。
視覚:濃い緑色
新鮮なニラは濃い緑色をしています。
これは葉もの野菜全般に言えますが、新鮮な野菜ほど緑は濃く、反対に鮮度が落ちている野菜ほど緑はあせてきます。
スーパーなどで選ぶ際は、ニラの中でも緑が鮮やかで濃いものを選びましょう。
葉にツヤがあるものも新鮮な証拠です。
さらに根元の切り口が乾いていないというのも重要なポイント。
「切り口がみずみずしい」ということは、収穫してから時間が経っていないという証拠になるね。
また、鮮度が落ちたニラは葉が折れやすくなってしまいます。
折れた葉が目立つニラは鮮度が落ちているため選ばない方が良いでしょう。
ニラは葉が折れた部分から傷んでいくので、できるだけ折れていないニラを選ぶのがベストですね。
- 葉は濃い緑色
- 葉にツヤがある
- 根元の切り口が乾いていない
- 葉が折れていない
触覚:ピンと伸びてハリがある
新鮮なニラは葉にハリがあり、シナシナしていません。
特にニラの葉先がフニャフニャにしなびているものは鮮度が落ちています。
ニラを選ぶときは、葉先がツンと立っているものを選ぶと良いですね。
また、根本を持ったときに倒れないニラはとても新鮮な証拠!
シャキシャキ食感も残っていて、歯ごたえを楽しみたい料理に使いたいですね。
- 葉がピンとハリがある
- 葉先がツンツンしている
- 根元を持っても倒れない
嗅覚:ニラの香りが強い
新鮮なニラはニラの香りが強いのが特徴です。
いわゆる『ちょっと臭い』ニラの香りがダイレクトに感じられるのは新鮮です。
さわやかな辛みがあり、どこか甘い香りも漂うニラの香りを感じられるものを選びましょう。
- 香りが強い
- さわやかな辛みと甘味が混ざったような香り(主観です)
ニラの保存方法
葉もの野菜のニラは傷みやすいというデメリットが・・・。
そんなニラを長持ちさせる保存方法を調べました。
少しの手間で保存日数が倍以上になる?そんなニラ保存のコツをまとめていきます。
買ってきてすぐに行う!基本の保存方法
ニラの保存方法は
- ビニール袋・帯を外す
- 根元を濡らしたキッチンペーパーで包む
- 全体を乾いたキッチンペーパーなどで包む
- 袋に入れ、冷蔵庫に立てて保存する
の4ステップが基本となります。
早速、1ステップずつ確認していきましょう。
ビニール袋・帯を外す
ニラは買ってきた段階で↓のようになっていると思います。
まずは、このニラを覆っている袋と、根元を束ねている帯を取り除きます。
ニラを裸の状態にするのですね。
また、この段階ですでに折れている葉や傷んでいる葉も捨てましょう。
根元を濡らしたキッチンペーパーで包む
ニラの根元を濡らしたキッチンペーパーで包むことで、ニラの鮮度が保たれます。
このとき根元の部分を少し切り落とすと、ニラが水分を吸いやすくなるのでより良いでしょう。
また『濡らした』キッチンペーパーといっても、べちゃべちゃに濡らすのではなく、湿らせる程度でOKです。
全体を乾いたキッチンペーパーなどで包む
ニラは湿気にも乾燥にも弱い野菜です。
よって、そのまま冷蔵庫で保存すると、冷蔵庫の高い湿気にやられ傷みやすくなってしまいます。
そこで湿気を適度に吸収してくれるキッチンペーパーや新聞紙などでニラ全体を包み、ニラにとって快適な環境を維持することが大切です。
袋に入れ、冷蔵庫に立てて保存する
濡らしたキッチンペーパー、乾いたキッチンペーパーor新聞紙で包んだニラはようやく元の袋に戻れます。
袋が使えない場合は大きめのラップで包むでも大丈夫です。
袋の口をしっかり締め、冷蔵庫の冷気からニラを守りましょう。
これで冷蔵庫にニラを入れる準備は整いました。
冷蔵庫へは根元を下に立てて保存しましょう。
といっても、ニラを立てて保存できるほど冷蔵庫の野菜室は高さがないですよね・・・。
ニラを立てて保存できない場合は寝かせた様態でも大丈夫です。
基本の保存期間
この基本のニラの保存方法では4日ほど保存することが可能です。
買ってきたその日に食べるなら保存しなくても特に問題はありませんが、2~3日後に料理に使う場合であればしっかりとニラを保存しておいた方が良いと思います。
長持ちするベスト保存方法!しかしデメリットも・・・
『基本のニラの保存方法』では、しっかり対策しても4日ほどしか持たないニラ。
しかし、そんな日持ちしないニラを冷蔵で1週間ほど長持ちさせる方法もあります。
それは「ニラを水に浸す」という方法です。
鮮度が違う「ニラを水に浸す」保存方法
「ニラを水に浸す」保存方法の手順は↓の通りになります。
- ニラを4~5等分に切り分ける
- 保存容器にニラを入れ、しっかり浸かるほどの水を入れる
- 保存容器のふたを閉め、冷蔵庫で保存する
『基本のニラの保存方法』よりも簡単ですね!
ただし、ニラの鮮度を保つため、浸している水を3日以内ごとに取り替える必要はあります。
この「ニラを水に浸す」はニラのシャキシャキ食感を残し、みずみずしさをキープするのにうってつけ!
しかし、ある大きなデメリットもありました。
「ニラを水に浸す」保存方法のデメリット
「ニラを水に浸す」保存方法のデメリットは栄養が大きく損なわれることです。
ニラはとても栄養豊富な野菜ですが、そのうち
- アリシン
- ビタミンC
- 葉酸
- カリウム
などは水溶性の栄養素で、水に浸すと溶け出してしまいます。
ニラにはこれらの栄養素がたっぷり含まれているので、栄養を重視するならこの「ニラを水に浸す」方法はオススメできません。
「基本のニラの保存方法」で保存し、早めに食べるのが一番ですね。
冷凍ならもっとニラが長持ち
ニラは冷凍保存することも可能です。
冷凍保存の場合は、
- 好きな大きさに切る
- 保存袋に入れる
の2ステップでできるので時間がないときでも保存しやすいのがポイントです。
切り分ける大きさは「みじん切り~ざく切り」まで自由。
保存袋にそのまま入れてもOKですが、1回に使う分だけラップに包んでおけばさらに便利です。
事前に解凍するとべちゃべちゃに水っぽくなってしまいます。
また、冷凍したニラは炒めものなどには向かないので、スープなど汁物に使いましょう。
冷凍したニラの保存期間は1カ月以内です。
まとめ
- 新鮮なニラは「濃い緑色」「葉先までハリがある」「香りが強い」のが特徴
- ニラの保存は湿気と乾燥からニラを守ることが大切
- 水に浸す方法は鮮度が保てるが、栄養が損なわれる
- 冷凍も可能で、事前解凍はNG
新鮮なニラの見分け方&ニラの保存方法について詳しくまとめてみました。
ニラの保存方法は思った以上に手間が多い印象でしたが、しっかり保存すれば新鮮な状態をキープできます!
大量にニラを買ってしまった・・・、という方はぜひ実践してみてくださいね♪