凝った料理を作ると、徹底的に凝りたくなりませんか?
例えば「ボルシチにサワークリームを添えたい」というような・・・。
しかし、サワークリームなんて、なかなか常備しているものではありません。
家にあるものでサワークリームの代用ができたら便利なのにな~。
そんな方に耳より情報!サワークリームは家にあるもので簡単に代用できちゃいます!
今回は、サワークリームの代用4種類をご紹介します。
どれも家にある&簡単に手に入るものばかりなので安心ですよ♪
サワークリームについて
サワークリームは生クリームに乳酸菌を加え発酵させたクリーム状の乳製品です。

「sour=酸っぱい」という名前の通り、さわやかな酸味が特徴です。
ディップソースやドレッシングの材料や、ロシア料理・ボルシチの添え合わせによく使われます。

そんなサワークリームは、あると便利だけど使う機会がそこまでないという微妙な調味料ですよね?
あまり使わないにもかかわらず、賞味期限は2週間未満と短め。
ずっと常備はできません。
さらに原則・冷蔵庫保存。
開封後は長くても1週間以内に食べきらなくてはならない、と保存がしにくいというデメリットが満載。
理想は使いたいときに使いたい分だけ使えることですが、現実には難しそう・・・。
また、サワークリームはけっこうお高め!
中沢乳業「サワークリーム」は180mlで税込444円と普段使いするには気が引けるお値段です。
お値段の分、美味しいのは確かなんですけどね・・・。
そんなとき便利なのが違う材料で代用すること!
ここからは、サワークリームの代用になる材料を、
- 時間
- コスト
からまとめていきます。
「今すぐ、サワークリームが使いたい!」
という方にもオススメなレシピが盛りだくさんです。
サワークリームの代用
サワークリームは、
- ヨーグルト
- クリームチーズ
- 生クリーム
- 豆乳
に、それぞれレモン汁を加えることで代用することができます。


サワークリームの「酸っぱさ」をレモン汁で補っているんだね。
この1つ1つの作り方・コストを詳しく説明します。
※レモン汁の価格は分量ではなく、製品の価格から算出しました。
価格は税込124円(2021年3月現在、以下同)です。
ヨーグルト×レモン汁
乳酸菌がたっぷり含まれおなかに優しいヨーグルトで作るサワークリームの代用です。

もともと自家製サワークリームは、生クリームに乳酸菌の種菌としてヨーグルトを入れ作るので、簡単かつ本格的な代用ですね。
作りやすい材料・分量
- プレーンヨーグルト:1パック・400g
- レモン汁:少々
※分量の「少々」は小さじ1/8ほどになります。とても少しですね。
作り方のポイント
ヨーグルトを使う場合は、レモン汁を混ぜる前にヨーグルトを水切りしておくのがポイント!
- 準備:ボウルに被せたザルの上にキッチンペーパーを敷く(厚めに2枚ほど)
- 1にヨーグルトを載せる
- ラップをして、冷蔵庫で半日ほどおく
- かさが半分以下になったら完成
※少量なら2~3時間でできる。
水切りヨーグルトを作った際に出る水=乳清はとても栄養があるので、スープなどに活用すると無駄なく使えます。
この水切りヨーグルトにレモン汁をよく混ぜれば完成です。
完成後はすぐに料理に使ってもOKですが、冷蔵庫で2時間ほど置くとさらに美味しくなります。
かかる時間は?
ヨーグルトで代用する場合にかかる時間は半日以上です。
水切りヨーグルトを作る時間がある分、時間がかかってしまいますね。
しかし、朝ヨーグルトの水切りをしておけば夕食には使えます。
かかるコスト
ヨーグルトで代用した場合のコストは1回あたり322円です。
使用するヨーグルトが「明治ブルガリアヨーグルト」の場合です。
「明治ブルガリアヨーグルト」の価格は、税込198円でした。
クリームチーズ×レモン汁
うま味が濃厚なクリームチーズを使用したサワークリームの代用です。

実はサワークリームとほぼ同じ材料から作られるクリームチーズ。
代用に持ってこいの食材かもしれませんね。
作りやすい材料・分量
クリームチーズ:200g
レモン汁:少々
作り方のポイント
クリームチーズで代用する際のポイントは、クリームチーズをあらかじめ室温に戻しておくことです。
冷たいと混ぜるのが大変なので、混ぜやすくなるまで置いておく一手間をかけましょう。
作り方は材料をすべて混ぜ合わせるだけです。
かかる時間は?
室温に戻す必要があるので、季節にもよりますが2時間~半日ほどかかります。
作る時間に合わせて冷蔵庫から出しておくのを忘れないようにしましょう。
かかるコストは?
クリームチーズ代用でかかるコストは629円です。
使用するクリームチーズが「フィラデルフィアクリームチーズ」の場合です。
「フィラデルフィアクリームチーズ」の価格は税込505円です。
サワークリームを買うよりも代用の方が高くなってしまいましたね・・・。
生クリーム×レモン汁
本来のサワークリーム作りに使用される生クリームを使って代用する方法です。

生クリームを乳酸菌発酵させて作るのが一般的なサワークリームですが、この作り方は作るのに最低2日かかります。
そんなときに便利なのがすぐに使える作り方です。
作りやすい材料・分量
- 生クリーム:200ml
- レモン汁:大さじ2~3
※生クリームは動物性・植物性どちらでもOKです。
作り方のポイント
生クリームにレモン汁を加えて混ぜるとすぐに固まります。
これはレモン汁のクエン酸が生クリームのpHを下げることにより、たんぱく質が変化するためです。
このはたらきを利用して、ホイップクリームを素早く作ることもできます。
レモン汁なら風味もさわやかになるので美味しそうですね。
かかる時間は?
かかる時間は、生クリームとレモン汁を固まるまで混ぜるだけなので数分です。
一番時間がかからない方法かもしれませんね。
かかるコスト
生クリーム代用でかかるコストは489円です。
使用するのが「中沢乳業フレッシュクリーム36%」の場合です。
「中沢乳業フレッシュクリーム36%」は税込365円です。
豆乳×レモン汁
動物性の材料を使いたくない方にもおすすめなのが豆乳での代用です。

さっぱりしていて低カロリーなのも嬉しいポイント。
少し変わり種の代用品ですね。
作りやすい材料・分量
- 豆乳:200ml
- レモン汁:大さじ1
- 塩:少々
※豆乳は無調整豆乳がオススメです。
作り方のポイント
- 豆乳とレモン汁を混ぜ合わせる
- 冷蔵庫で1時間ほど置く
- 固形物と水分に分離した豆乳をキッチンペーパーで水切りする
- 固形物のみの豆乳に塩を加える
- 混ぜ合わせてほどよく固まったら完成です
豆乳はレモン汁と混ぜると固まる性質があります。
これは豆乳のたんぱく質とレモン汁のクエン酸が反応するため。
クエン酸に反応した豆乳は固形物と水分に分離し、サワークリームの代用としては固形物のみを使用します。
かかる時間は?
かかる時間は、冷蔵庫で1時間ほど置く時間が必要なので、多く見積もって1時間半ほどです。
豆乳の分離に時間がかかりますね。
かかるコスト
豆乳での代用にかかるコストは196円です。
これまでで一番安いですね!低コストです。
使用したのが「キッコーマンおいしい無調整豆乳」の場合です。
楽天市場では200ml18本入りで1296円でした。
よって、1本あたりは72円です。
<まとめ>サワークリームの代用
サワークリームの代用について、材料ごとに「手間・時間・コスト」の観点からまとめてみます。
材料 | 手間 | 時間 | コスト |
---|---|---|---|
ヨーグルト | × | × | ○ |
クリームチーズ | △ | △ | × |
生クリーム | ○ | ○ | × |
豆乳 | × | △ | ○ |
簡単に表にまとめてみると、見事に材料ごとにバラバラでした。
何を重視するかでサワークリームの代用方法が変わります。
ぜひ、ご自身に合った材料でサワークリームの代用を楽しんでみてくださいね♪