伝統野菜「かき菜」とは?生産地や旬、料理のコツや栄養をご紹介します

春になるとわたしの地元で食べられる「かき菜」。

他の地域ではメジャーではないと知り驚いています。

かき菜はどんな野菜なのでしょう?

今回は、いつも食べているかき菜が気になったので、

  • 名前の由来
  • 生産地
  • 料理法
  • 栄養

といった観点からかき菜を調べてみました。

かき菜を知らなかった方はもちろん、かき菜をよく食べる地元民も要チェックですよ!

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「かき菜」は全国区じゃなかった!

毎年春が近づくと、かき菜がスーパーなどで販売され始めます。

農家である母の実家の敷地には畑があり、毎年大量のかき菜を栽培。

我が家もその恩恵にあずかっています。

かき菜
花緒撮影
花緒撮影

そんな「かき菜」、わたしは最近までかき菜が地元の伝統野菜だと知りませんでした!

あまりにも身近だったので、日本中で普通に食べられている野菜だと思っていました。

しかし、かき菜を食べているのはわたしの地元周辺のみ。

もしかしたら、地元以外の人がかき菜を見たら「何だこれ?」と思っているのでしょうか?

そう思い「かき菜」について、調べた情報とわたしの知識を合わせてご紹介していこうと思います。

かき菜とは

かき菜はアブラナ科アブラナ属の野菜です。

かき菜 つぼみのアップ
花緒撮影

菜の花と見た目がよく似ていますが、実際、かき菜は菜の花の一種。

もともと日本で栽培されていた在来種のアブラナ、またはその変種といわれています。

菜の花については↓の記事をチェック!

食べる部分は茎・葉・つぼみで、基本的に花が咲く前に収穫されます。

しかし、放っておけば菜の花のように黄色の可愛らし花が咲くのも特徴です。

かき菜の名前の由来

かき菜は若芽を掻き取って収穫することから「掻き菜」、それが転じて「かき菜」となったのが名前の由来です。

ちなみに、かき菜が歴史に初めて登場したのは奈良時代の歌集・万葉集。

万葉集には「佐野の茎立(くくたち)」という名前で登場しています。

茎立(くくたち)とは

アブラナ科の越年草やアブラナの別称を指す言葉。

かき菜は1000年以上も前から食べられてきた古い野菜だったのですね!

かき菜の種類

かき菜は地域によって別の名前で呼ばれることもあります。

その代表は「宮内菜」と呼ばれる野菜。

宮内菜はかき菜の一種。

昭和30年代に宮内さんという方が作ったかき菜の種類なので「宮内菜」と名付けられました。

また、その他にも、

  • 芯切菜
  • 茎立ち菜
  • 折り菜

といった名前で呼ばれることがあります。

名前は違いますが、すべてかき菜の別名とのことです。

かき菜の生産地

かき菜の主な生産地は群馬県太田市や栃木県足利市・佐野市。

いやゆる両毛地区と呼ばれる地域です。

花緒
花緒

わたしの地元もこの辺です。

この地域でかき菜は春野菜として古くから親しまれています。

ちなみに、この地域では1束100円弱で買えるお手頃野菜でもあります。

かき菜の旬

かき菜の旬は3~4月の春です。

現在ではハウス栽培なども行われていますが、昔ながらの露地栽培では収穫は春のみ。

かき菜と似ている菜の花の旬は2~3月ごろなので、少し遅めですね。

葉もの野菜ということもあり日持ちしないので、本当に春の味覚ですね。

かき菜の料理法

かき菜の料理法は菜の花のものとほぼ同じです。

料理の下ごしらえとして必要なのは下ゆで

鍋 熱湯 ゆでる
Pixabay

アクが強めなので、サッとゆでてから料理に使うと美味しく食べられます。

かき菜の下ゆで
  • 使う水は多め
  • 塩を入れる(量は水に対し2%)
  • 茎からゆでる
  • ゆで時間は湯に入れてから1~2分以内
  • ゆでた後は冷水に浸ける

かき菜は茎が太めなので、まずは茎だけを湯に入れ柔らかさを調節します。

料理の活用法も菜の花と同じです。

  • おひたし
  • 炒めもの
  • パスタ et…

菜の花よりも苦味は少なく、甘味が強いので何もつけずに食べても十分美味しいですよ。

味にクセがないので、どんな料理にも使いやすいメリットがあります。

また、菜の花よりも価格が安いところも使いやすいポイント。

花緒
花緒

我が家では、春になると菜の花だけでなく小松菜・ほうれん草の代わりの食材としてヘビーローテーションしています。

かき菜の保存

かき菜の保存目安は収穫から1週間以内です。

かき菜
花緒撮影

スーパーなどで販売されているかき菜も、買ってきてから1週間以内に食べきるようにしましょう。

生のかき菜の保存方法

生のかき菜は袋に入れて保存します。

買ってきたかき菜は入っていた袋のまま、できるだけ立てて保存しましょう。

ゆでたかき菜の保存

かき菜は下ゆでが必要な野菜。

したがって、あらかじめ大量に下ゆでをしておくととても便利です。

しかし、ゆでれば生の状態よりも腐りやすくなるのも事実。

ゆでたかき菜は長くても3日以内に食べきるようにしましょう。

一度に食べきれない場合はゆでた状態で冷凍しておくのも1つの手。

冷凍する際は、食べやすい大きさに切り、1回に食べる量ごとにラップに包み、保存袋に入れる2重構造にするとより保存効果が高まります。

冷凍なら1カ月ほどは美味しく食べられます。

かき菜の保存
  • 生のかき菜
    • 目安:1週間以内
    • 袋に入れ保存
  • ゆでたかき菜
    • 冷蔵目安:3日以内
    • 冷凍目安:1カ月以内

かき菜の栄養

かき菜は菜の花のうち在来種のアブラナの一種なので、栄養素は在来種のアブラナに準じます。

栄養素含有量
エネルギー33kcal
水分88.4g
たんぱく質4.4g
脂質0.2g
炭水化物5.8g
食物繊維4.2g
βカロテン2200μg
ビタミンE3.0mg
ビタミンK250mg
ビタミンC130mg
ナトリウム16mg
カリウム390mg
カルシウム160mg
マグネシウム29mg
リン86mg
2.9g
※かき菜100gあたりの含有量

↑の表では、豊富に含まれている栄養素は太字で示しています。

かき菜は総じてビタミン・ミネラルが豊富な野菜。

特にビタミンCは100gあたり130mgと豊富!

これはブロッコリーやパセリよりも多い数値です。

ビタミンCは、

  • カゼ予防
  • 高い抗酸化作用
  • 美肌・美白効果

に効果が期待できる嬉しい栄養素。

100gあたり33kcalと低カロリーなので、たくさん食べても罪悪感はありません。

花緒
花緒

わたしの家では、甘味があるのでおやつ感覚で何も付けずに食べています。

食物繊維も豊富なので、ダイエットにもオススメな野菜ですね。

まとめ

  • かき菜は北関東・両毛地区の伝統野菜。
  • アブラナ科アブラナ属で、旬は3~4月ごろの春。
  • 料理のときは下ゆでしてから使う。
  • 保存期間は生は~1週間、ゆで・冷蔵は~3日、ゆで・冷凍は~1カ月。
  • 栄養素は在来種のアブラナと同じでビタミン・ミネラルが多く、特にビタミンCが豊富。

地元の伝統野菜・かき菜のことをじっくり調べました。

昔から菜の花と似ているな~、と思っていましたが、本当に菜の花の仲間でした。

甘くて美味しいかき菜が食べられるのは旬の今だけ!

かき菜に詳しくなった今なら、もっと美味しくかき菜が食べられますね♪

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