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ツルムラサキは生で食べられる?下茹では必要か?ネバネバ正体と増やすor減らす方法も!

ネバネバの夏野菜・ツルムラサキは生で食べられるのか?

ツルムラサキの生食OK・NGと、下茹での方法についてまとめました。

さらに、ツルムラサキと言えばあの「ネバネバ」。

ツルムラサキのネバネバ成分の正体と、ネバネバを増やす方法・減らす方法を両方まとめました!

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ツルムラサキは生食OK?

ツルムラサキは生で食べられます。

ツルムラサキ 青茎種
写真素材ダウンロードサイト【写真AC】

しかし生食できますが、ツルムラサキはややエグ味があるため、下茹でして食べた方が美味しいです。

下茹でや食べ方のポイントはほうれん草とほぼ同じ。

ほうれん草のアク抜き方法について詳しくは≫

ツルムラサキはサッと下茹でをして、おひたしやゴマ和えなどにすると美味しく頂けます。

ただし、下茹で方法を間違えると食感や風味が残念なことになるので注意が必要です。

ツルムラサキの下茹で方法

長さのあるツルムラサキはフライパンでの下茹でがオススメ

茹でる前にツルムラサキは良く水洗いをしましょう。

  1. 大きめのフライパンに水を入れ、沸騰させる
    • できれば直径26cm以上のサイズがオススメ
  2. 沸騰したら塩を入れる
    • 塩は水の量に対し2%が目安(1000mlあたり20g)
  3. 再び沸騰したらツルムラサキを根元からゆっくり入れる
  4. 菜箸で全体が浸るように1分ほど茹でる
  5. 1分ほど茹でたら冷水に取り、冷ます
  6. よく水気を絞ったら、食べやすい大きさに切り分ける

ツルムラサキの下茹でのコツは『茹ですぎないこと』。

生でも食べられるため、しっかり火を通す必要はありません。

アクを抜くことを意識して、1分程度の時間でサッと茹でるくらいに留めましょう。

茹でたら栄養は失われる?

ツルムラサキは茹でても大きく栄養が失われることはありません。

むしろ、茹でてかさが減ることで、栄養がギュッと凝縮。

水溶性の栄養素(ビタミンB群、カリウムなど)以外は栄養価が高くなる傾向にあります。

生・茹でた後のツルムラサキの栄養価を比較≫

油炒めなら下茹でなしでもOK

エグ味があるため生では食べづらいツルムラサキですが、油炒めであれば下茹でしなくてもOKです。

ごま油などで炒めるとエグ味が抑えられ、食べやすくなります。

また、ニンニクなど香りが強い香味野菜と炒めることでエグ味を感じにくくさせるのも1つの手。

しっかり火を通さなくてもOKなので、シャキシャキ食感を残しつつ炒め上げられるのはメリットですね。

花緒
花緒

つづいては、ツルムラサキの「ネバネバ」について掘り下げます。

ツルムラサキのネバネバについて

ツルムラサキのネバネバは「ムチレージ」という成分です。

ツルムラサキ 赤茎
写真素材ダウンロードサイト【写真AC】

ムチレージは厚い糊状で、ほとんど全ての植物と一部の微生物が生成する糖たんぱく質です。

保護膜を形成するため、胃などの粘膜の炎症を和らげるという働きを持ちます。

また体内では水溶性食物繊維としても働きます。

ムチレージにはお腹の調子を整える作用が期待できそうですね。

このムチレージは、ツルムラサキと同じネバネバ野菜であるオクラや山芋にも含まれます。

さらに、ネバネバ食品の代表的存在・納豆のネバネバの主成分です。

オクラ・山芋・納豆のネバネバはみんな同じ成分・ムチレージだったのか・・・。

ツルムラサキのネバネバを増やす方法

ツルムラサキのネバネバを増やす方法は『細かく刻む』ことです。

ツルムラサキのネバネバ成分・ムチレージはツルムラサキの細胞内にあります。

そのため、ツルムラサキを刻めば刻むほど細胞が壊され、ムチレージが出てきます。

ただし、ツルムラサキを刻むのは下茹でした後にしましょう。

刻んでからツルムラサキを茹でると、細胞内にあるムチレージが茹で汁に流出。

ネバネバが減ってしまいます。

下茹でした後に刻むことで、細胞が壊れやすくなっているのもポイント。

「茹でてから刻む」がツルムラサキのネバネバアップのコツですね。

ツルムラサキのネバネバを減らす方法

ツルムラサキのネバネバを減らす方法は『切り分けてから茹でる』ことです。

ネバネバを増やす方法の逆を行く形です。

切って断面を増やすことで、細胞内にあるムチレージを流出しやすくしてから茹でるのがネバネバを減らすコツ。

ただ、切ってから茹でると茹で汁がネバネバして吹きこぼれやすくなるので注意が必要です。

【まとめ】ツルムラサキの生食・ネバネバについて

  • ツルムラサキは生で食べられる
  • 生食できるがエグ味があるため下茹でがオススメ
  • ツルムラサキのネバネバはムチレージという成分
  • ムチレージには粘膜の保護作用がある
  • ネバネバを増やすには茹でてから刻むのがオススメ

ここまで、ツルムラサキの生食とネバネバについてまとめました。

生で食べられるというのは意外でしたね。

しかし、エグ味が強いため下茹でした方が美味しいとのことでした。

ネバネバは茹でてから刻むことで増やすことができ、切ってから茹でることで減らすことができます。

ネバネバ好きも苦手な方も、夏バテに打ち勝つためにツルムラサキを美味しく頂きましょう!

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