生のブロッコリーを買ってきて家で料理するとき、ブロッコリーの『汚れ』が気になりませんか?
切った後のまな板の上は、けっこう砂汚れでジャリジャリだったりしますよね。
そんなブロッコリーの汚れを落とす!簡単な洗い方を3通りご紹介します。
さらに、ブロッコリーに付いた菌を落とす&防ぐコツや、注意点もまとめました。
せっかくの美味しいブロッコリーですから、キレイな状態でもっと美味しく料理しましょう!
ブロッコリーは汚れている!?
ブロッコリーは意外と汚れている野菜です。
その理由は、この↑のような独特な形状のせいと考えられます。
食べる部分である花蕾(つぼみ)の部分に砂やホコリ、場合によっては小さな虫などが入り込んでいることも!
花蕾の部分を水に浸けると、少し浸けただけでも↑のように白い汚れが浮かび上がってきます!
ブロッコリーがこんなに汚かったなんて・・・。
わたしの経験上、露地栽培のブロッコリーは砂とホコリだらけでけっこう汚れています。新線でおいしいですけどね・・・。
このように、お店に並んだままのブロッコリーは相当汚いのが現状です。
しかし、ブロッコリーは栄養も豊富で、サラダやお弁当など家庭での活躍も多い野菜。
そこで、簡単&キレイにブロッコリーを洗える方法を3通りご紹介します。
袋を使ったブロッコリーの洗い方
ブロッコリーのオススメの洗い方その1は『袋を使った洗い方』です。
まずは、ブロッコリーを小房に切り分けます。
小房に切り分ける際は、
- 茎を切り落とし
- 枝に包丁を入れる
という順番で分けていくと簡単に分けられます。
また、小房に切り分けても大きい場合は茎に切り込みを入れてから手で裂くように分けるとキレイにカットできます。
続いて、ポリ袋に小房にしたブロッコリーを投入します。
袋はブロッコリー1株の場合に20cm×30cmほどのポリ袋でOKです。
いっぱいいっぱいだと洗うのに支障が出るので、全部入れてもやや余裕があるくらいの大きさの袋を選びましょう。
このポリ袋にブロッコリーが半分くらい浸かるまで水を入れます。
水を入れ、袋の口を絞ったら、袋の底と絞った口をしっかり持って、上下に振ります。
シャカシャカとシェイクし、花蕾と花蕾の隙間に入り込んだ砂などの汚れを洗い流しましょう。
10秒ほどシェイクを続けたら一旦水を捨て、再び水を入れシェイクを2~3回繰り返します。
ブロッコリーがキレイになったらザルに上げ、水を切ればブロッコリー洗いは終了です。
この方法は一番簡単な上に、汚れ落ちも一番だと思います。ただ、あまり激しく振ると、ブロッコリーが傷むので、シェイクは優しく、けれどしっかりとしてください。
ボウルを使ったブロッコローの洗い方
ブロッコリーのオススメの洗い方その2・3は『ボウルを使った洗い方』となります。
- 丸ごとそのままで
- 小房に切り分けて
の2通りをご紹介していきます。
ブロッコリーそのまま編
まずはブロッコリーと、ブロッコリーの花蕾の部分が余裕を持って収まるボウルを用意します。
ボウルはできるだけ大きめサイズを用意しましょう。
ボウルに水を張り、その中にブロッコリーの花蕾の部分を突っ込みます。
この状態で20分ほど放置すると、汚れが落ちやすくなります。
※時間がなければ放置しなくても大丈夫です。
時間が経ったら、ブロッコリーの茎を持ち、水の中で揺り動かします。
このように水の中で揺らすと、けっこう汚れが浮かんできます。
↑少し分かりにくいですが、水面に浮かんでいる白い粉のようなものはすべてブロッコリーから出た汚れです。
この汚れが浮かんでこなくなるまで2~3回水を替えながら同じことを繰り返します。
こうしてキレイになったらブロッコリー洗いは終了です。
ボウルを用意する手間はありますが、一番時間がかからない方法だと思います。ただし、汚れ落ちは他の2通りの方が良いのは否めません。
ブロッコリー小房に切り分け編
まずは、ブロッコリーを小房に切り分けます。
小房に切り分ける際は、
- 茎を切り落とし
- 枝に包丁を入れる
という順番で分けていくと簡単に分けられます。
また、小房に切り分けても大きい場合は茎に切り込みを入れてから手で裂くように分けるとキレイにカットできます。
小房に切り分けたブロッコリーは水を張ったボウルに入れます。
手でもみ洗いをするので大きめのボウルを用意しましょう。
ブロッコリーが崩れないように、モミモミと水洗いします。
水面に汚れが浮かんできたら水を替えます。
この「ボウルに水を張る→ブロッコリーを入れる→もみ洗い」を2~3回繰り返し、汚れが浮かばなくなったら水洗い終了です。
手で直接もみ洗いすると、汚れの状態がしっかり確認できるというメリットがあります。
<抗菌プラス>ブロッコリーの洗い方
水洗いはブロッコリーの目に見える汚れを落とすことができます。
しかし、目に見えない汚れ、つまり『細菌』が落とせているのかどうかが気になりますよね?
特に今のコロナ禍のご時世は特に気になるかも。
そんな方にはブロッコリーを洗う水に「酢」を入れる方法をオススメします。
酢に含まれる酢酸には殺菌効果があり、ブロッコリーに付着した菌を取り除いてくれます。
また、抗菌効果もあるので、ブロッコリーでの菌の繁殖を防いでもくれます。
酢の目安としては、大きめのボウルにいっぱいに張った水に対し大さじ1ほど。
袋に入れる場合は小さじ1ほどを目安に加減してください。
ブロッコリーの洗い方の注意点
洗ったブロッコリーはすぐに食べるようにしましょう。
水気が付いたブロッコリーは菌が繁殖しやすくなり、冷蔵庫に入れても腐りやすくなってしまいます。
もし洗ったあとに保存する場合は、水気をしっかり切ってから冷蔵庫で保存しましょう。
また、小房に切り分けた後の保存もオススメできません。
切り口は水分が多いため、その切り口から細菌が繁殖し腐りやすくなってしまいます。
と言っても、小房に分けておくのは便利なので「次の日の朝お弁当に使う」ために前の晩に切り分けておく、くらいなら問題ないと思います。
ただし、その場合も水で洗わずに、ただ切り分けるだけにしておきましょう。