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ブロッコリースプラウトとはどんな野菜?ブロッコリーとの違いも!

栄養たっぷりで冬に旬を迎えるブロッコリー。

そんなブロッコリーと途中まで名前が同じ「ブロッコリースプラウト」とはどんな野菜なのでしょう?

ブロッコリースプラウトについて調べるとともに、ブロッコリーとの違いをまとめてみました。

さらに、実は優秀すぎるブロッコリースプラウトのメリットもご紹介します。

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<基本>ブロッコリーとは

ブロッコリーはアブラナ科アブラナ属ヤセイカンラン種の変種です。

ブロッコリー
Shutterbug75によるPixabayからの画像

黄緑色の茎からこんもりと盛り上がった「樹」のようなヴィジュアルが特徴的ですよね。

このこんもりと盛り上がった部分はブロッコリーのつぼみ(花蕾)になります。

また、ブロッコリーは茎の部分も柔らかいので、美味しく食べられます。

花緒
花緒

「いつも捨てている」という場合はもったいない!
皮を厚めに剥けば、内側の部分は柔らかいので食べやすいですよ。

旬は11~3月ごろまでの冬。

夏に種を蒔き、秋を経て、冬に収穫され出荷されます。

つづいて、問題のブロッコリースプラウトについてまとめます↓

ブロッコリースプラウトとは

ブロッコリースプラウトはブロッコリーの種を発芽させたもの、つまりブロッコリーの『新芽』です。

「sprout(スプラウト)」は英語で『新芽』という意味。
ブロッコリーの新芽=ブロッコリースプラウトなので、そのままですね。

見た目は貝割れ大根や豆苗などと似ています。

また、同じスプラウトの野菜ですがもやしとは似ていませんね。

これには

  • 種子から茎が伸び、緑化させる→かいわれ系(アブラナ科型)
  • 茎が太く、種子を付けたまま成長する→もやし系(豆型)

というスプライトの分類の違いがあるようです。

☆「スプラウト」の他の記事はこちらからチェックできます。

ちなみに、正確には、食すのはブロッコリーの子葉と胚軸の部分。

工場でブロッコリーの種子を発芽させ、3日間栽培した後、スーパーなどに出荷されます。

ブロッコリースプラウトは本当に生まれたばかりの状態で食卓に並ぶのですね・・・。

また、ブロッコリースプラウトは工場で栽培されるので旬はありません。

季節や天候に左右されずに安定して栽培できる、というのはスプラウトの強みですね。

誕生から20年あまりの新しい野菜

ブロッコリースプラウトが誕生したのは1999年。

生み出したのは日本の野菜メーカー・村上農園です。

花緒
花緒

誕生から20年ちょっと、しかも日本の企業が開発したなんて知らなかったです!

ブロッコリースプラウト→ブロッコリーまで

ブロッコリースプラウトは発芽から3日ほどで出荷されます。

一方、ブロッコリーは種蒔きから収穫までに100~150日ほどかかります。

種によって

  • 早生種:~120日
  • 中性種:121~144日
  • 晩生種:145日~

と生育期間が異なります。

ブロッコリーはブロッコリースプラウトの30倍以上の時間をかけて栽培されるのですね・・・。

ブロッコリー・ブロッコリースプラウトの違い

ブロッコリーとブロッコリースプラウトの違いは栽培開始から食べるまでの時期

そんなブロッコリー・ブロッコリースプラウトの違いを表にして詳しくまとめていきます。

ブロッコリーブロッコリースプラウト
旬の時期冬:11~3月ごろ通年
栽培期間100~150日ほど3~4日
食べる部分花蕾(つぼみ)・茎新芽(子葉・胚軸)
ブロッコリーとブロッコリースプラウトの違い
花緒
花緒

同じ野菜でも食べるタイミングで大きく変わりますね。

ブロッコリースプラウトのメリット

成熟したブロッコリーと比べたブロッコリースプラウトのメリットをまとめます。

栄養成分・スルフォラファンが豊富

ブロッコリースプラウトのメリット①は栄養成分・スルフォラファンが豊富に含まれることです。

スルフォラファンは成熟したブロッコリーにも含まれる成分です。

しかし、スプラウトの状態ならその含有量は10~20倍以上も豊富に含まれるとのこと。

スルフォラファンの働き
  • ピロリ菌に対する殺菌・炎症抑制作用→がん予防
  • 抗酸化作用による便通改善
  • AGE濃度の低減→老化防止
  • スギ花粉の炎症緩和→花粉症の抑制
  • アセトアルデヒドの代謝サポート→悪酔い防止
  • 肝臓の有毒物質を無毒化→解毒作用

※参考 村上農園|スルフォラファンとは?

健康に良い働きが盛りだくさんだね!

生で食べられる

ブロッコリースプラウトのメリット②は生で食べられるということ。

栄養素の中には、加熱すると活性を失う、熱に弱い成分がいくつもあります。

特にビタミンB群やビタミンCなどの栄養素は熱に弱く、また水に溶ける水溶性の特長もあり、栄養素をそのまま摂取するのが意外と難しいというデメリットがあります。

花緒
花緒

いくら栄養が失われないと言っても、成熟したブロッコリーは生で食べるのは難しいですよね・・・。

また↑でもご紹介した栄養成分・スルフォラファンも熱に弱いというデメリットが!

しかし、ブロッコリースプラウトは加熱せず、生でそのまま食べられます。

サッと水洗いするだけですぐに、しかも栄養そのままで食べられるブロッコリースプラウトはとてもありがたい野菜だったのですね。

自家栽培が簡単

ブロッコリースプラウトのメリット③は自家栽培が簡単にできること。

栽培が簡単なのはキットが売られているためです。

↑の栽培キットなら4~5日ほどで収穫、約15回の栽培ができるとのこと。

花緒
花緒

上手に栽培できれば、市販のブロッコリースプラウトよりもお得ですね。

ブロッコリースプラウトのデメリット

メリットだらけのように見えるブロッコリースプラウトですが、デメリットも当然あります。

揮発性が高い

ブロッコリースプラウトに含まれるスルフォラファンには揮発性が高いというデメリットが。

揮発とは成分が空気中に発散されてしまうこと。

切ってからしばらくすると、スルフォラファンが切り口から抜けていき減少してしまうのです。

ブロッコリースプラウトは切ってからすぐに食べるのがオススメです。

辛みがある

ブロッコリースプラウトはスルフォラファンにより辛みがあります。

この辛みはピリッとした軽いものですが、辛みが苦手な方やお子さんは苦手な方も多いかもしれません。

加熱すると辛みは無くなりますが、栄養成分・スルフォラファンが壊れてしまうので悩ましいところ。

サラダの味付けを濃いめにするなど、食べやすくする工夫が必要ですね。

まとめ

  • ブロッコリースプラウトはブロッコリーを発芽から3日ほどの新芽のうちに食べる野菜
  • 成熟したブロッコリーに比べ『スルフォラファン』という栄養成分を豊富に含む
  • 生食・自家栽培が簡単にできるというメリットも持つ

ブロッコリースプラウトについて、ブロッコリーとの違いやメリットをまとめました。

栄養抜群なブロッコリーに負けず劣らず栄養豊富なブロッコリースプラウト。

ブロッコリーよりも栄養が摂取しやすいというメリットを知ってしまった今では、ブロッコリースプラウトを買わない理由はありません!

これからは我が家でもブロッコリースプラウトを食卓のスタメンとして活躍させようと思います。

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