麦茶パックでは『水出し』『お湯出し』『煮出し』という3種類の作り方ができます。
そんな麦茶パックで作る水出し・お湯出し・煮出し麦茶の作り方をまとめてみました!
さらに、麦茶パックが破れてしまった場合の対処法もチェック!
作った麦茶の保存期間についてもご紹介していきます。
誰もが一度は飲んだことがあるパックの麦茶。ほんの一手間でワンランク上の麦茶に仕上がります。
【水出し】麦茶の作り方
水出しは麦茶パックを水に浸して入れる麦茶の作り方です。
用意するものは
- 麦茶パック
- 水
- 麦茶ポット
の3つのみ。
麦茶パックは「水出し」OKなタイプを用意しましょう。
つづいて水出し麦茶の作り方です。
- 麦茶パックを麦茶ポットの中に入れる
- 麦茶パックの上から水を注ぐ
- 冷蔵庫で2時間ほど冷やす
- 2時間経ったら麦茶パックを取り出す
麦茶パックを入れたままにしておくと苦味・えぐみまで抽出されてしまいます。
麦茶を抽出した後は速やかに麦茶パックを取り出しましょう。
【水出し】麦茶パックは1袋で何リットル?
メーカー・製品によって異なりますが、水出しの場合の麦茶パックは1袋=1リットル用です。
そのため、ホームセンターなどでも売られている↓のような約2リットル用の麦茶ポットいっぱいに作るときは2袋入れます。
細身の1リットル前後の麦茶ポットでは1~2袋を入れます。
多く入れる分には麦茶が濃くなるだけなので問題ありません。
水出し麦茶なら、お手入れが簡単&低価格なプラスティック製の麦茶ポットが使えるのでオススメです。麦茶は飛ぶようになくなる夏場には2個以上の麦茶ポットを常備しましょう。
【水出し】麦茶のメリット・デメリット
水出し麦茶のメリットはとにかく簡単なこと。
麦茶パックに水を注ぐだけで完成する手間のなさは魅力の1つでしょう。
一方、水出し麦茶のデメリットは時間がかかるところ。
麦茶が抽出されるまでに2時間ほどかかるので、作ってすぐに飲むことはできません。
また、水出し麦茶は後述するお湯だし・煮出しに比べると味も香りも薄い印象です。
スッキリした味わいとも言えますが、香ばしさや香りの良さを求める方には物足りないかもしれません。
<オススメ3選>水出し用麦茶パック
水出し用の麦茶パックを3つご紹介します。
まずははくばく『水出しでおいしい麦茶』です。
1パックに20gの大麦を入れた贅沢な麦茶パックです。
100%国内産の六条大麦を浅煎り焙煎・粗挽き粉砕し、雑味のないスッキリした味わいを実現しました。
国内の工場で製造している安全性も魅力の1つです。
つづいて伊藤園『香り薫るむぎ茶ティーバッグ』です。
麦茶と言えばこれ!と言えるほどメジャーな麦茶パック。
香ばしさとスッキリとした味わいが懐かしい麦茶ができます。
なによりリーズナブルなのが一番!ゴクゴク飲むならこれですね。
最後は寿老園『マイボトル用むぎ茶ティーパック』です。
外出用のマイボトルに入れて抽出する、新しいタイプの麦茶パックです。
作りすぎないので無駄がない、一人暮らしの方にピッタリの麦茶パックと言えます。
国内産100%の安心感もポイントです。
近年の麦茶パックは大抵「水出し・煮出し兼用」です。しかし、まれに煮出し専用の麦茶もあるのでご注意ください。
【お湯出し】麦茶の作り方
お湯出し麦茶は麦茶パックをお湯に浸す麦茶の作り方です。
用意するものは
- 麦茶パック
- お湯
- 麦茶ポット(耐熱)
の3つのみ。
麦茶ポットは必ず耐熱性のものを用意しましょう。
以前、耐熱ではないプラスティック製麦茶ポットでお湯出し麦茶をつくったところ、プラスティックの匂いが強く出てしまい、まずすぎて飲めませんでした・・・。
つづいてお湯だし麦茶の作り方です。
- 麦茶ポットの中に麦茶パックを入れる
- 麦茶パックの上から沸騰したお湯を注ぎ入れる
- 10分間そのままにする
- 10分後、麦茶パックを取り出す
麦茶パックを入れたままにしておくと苦味・えぐみまで抽出されてしまいます。
麦茶を抽出した後は速やかに麦茶パックを取り出しましょう。
【お湯出し】麦茶パックは1袋で何リットル?
メーカー・製品によって異なりますが、お湯出しの場合の麦茶パックは1~1.5リットル=1袋です。
お湯出しでは水出しよりも麦茶が抽出されやすくなるので、1袋あたり1.5リットルまで作ることができます。
しかし、もちろん濃い麦茶が飲みたいという場合はパックを増やしても大丈夫です。
【お湯出し】麦茶のメリット・デメリット
お湯出し麦茶のメリットは早く出来上がること。
また、お湯出しした麦茶は香りが高く、風味・味わいも水出しとは比べものにならないほど濃くなります。
香ばしい麦茶を飲みたい!という方にはお湯出しした麦茶がオススメです。
一方お湯出し麦茶のデメリットは熱々なこと。
夏の暑い時期にホットな麦茶を飲むのはなかなか辛いですよね・・・。
その分、ホット麦茶は寒い冬にはピッタリです。
我が家の冬は保温ポットでお湯出しした麦茶を飲んでいます。ホットなら身体が冷えず、風味豊かでとても美味しいですよ。
【煮出し】麦茶の作り方
煮出し麦茶は沸騰したやかんの中で麦茶を煮る麦茶の作り方です。
用意するものは
- 麦茶パック
- 水・お湯
- やかん
- 麦茶ポット(耐熱)
の4つ。
麦茶ポットは必ず耐熱性のものを用意しましょう。
また、使用するやかんは麦茶の色素が沈着する可能性があります。
色がついてしまっても大丈夫なものか、ホーロー製など色が落ちるものを用意しましょう。
つづいて煮出し麦茶の作り方です。
- やかんに水を入れ沸騰させる
- 水は1リットルなど作りたい分を量って入れる
- 沸騰したお湯の中に麦茶パックを入れる
- 5分ほど煮出す
- 火を止める
- そのまま10分ほど放置
- 麦茶パックを取り出す
- 粗熱を取ったら麦茶ポットに移す
麦茶パックを入れたままにしておくと苦味・えぐみまで抽出されてしまいます。
麦茶を抽出した後は速やかに麦茶パックを取り出しましょう。
【煮出し】麦茶のメリット・デメリット
煮出し麦茶のメリットは美味しいことです。
『やかんの麦茶』という商品が発売されるほど、やかんで作られた麦茶は格別な美味しさ♪
しかし一方で煮出し麦茶のデメリットは洗い物が増えることです。
やかんはアルミ製だと着色しやすく、ホーロー製だと重くてお手入れが大変です。
また、調理時間は短いものの細かい作業が多いのでつきっきりになってしまうのも面倒な点。
手間はかかりますが美味しさは格別。ワンランク上の麦茶を味わいたいなら煮出しがオススメです。
麦茶パックが破れてしまったら?
麦茶を作る際、うっかり麦茶パックを破いてしまった、という経験はありませんか?
中身の麦茶は無事なのにもったいない・・・。
そんな場合におすすめなのが「急須」で麦茶を入れる方法です。
急須なら茶こしが付いているので安心して麦茶を入れることができます。
破けてしまった麦茶パックを無駄にすることもないので安心です。
用意するものは
- 麦茶パック
- お湯
- 急須
- 湯呑み・コップ(耐熱)
の4つのみ。
急須がない場合は「茶こし」でも代用可能です。
つづいて急須で淹れる麦茶の作り方です。
- 急須の中に麦茶パックの中身を入れる
- 急須にお湯を注ぎ入れる
- お湯の量はお好みで
- 蓋をして1分ほど蒸らす
- 蒸らしたら湯呑み・コップに注ぐ
普通の緑茶感覚でホットの麦茶を味わえる入れ方です。
麦茶を大量に作っても飲みきれない方などもぜひお試しください。
手作り麦茶の保存期間
手作り麦茶の保存期間はいずれも2日以内です。
この『2日以内』というのは最長で保存できる期間。
できれば作ったその日のうちに飲みきるのがベストです。
また、麦茶ポットは毎回必ず洗剤で洗い、しっかり乾かすようにしましょう。
空気に触れることが多いからか、手作り麦茶は意外と腐りやすいのがデメリット。
水洗いだけだと、菌が繁殖してしまい、新しく作った麦茶まで腐ってしまうこともあります。
容器は毎回洗い、清潔に保つことを心がけましょう。
ここまで、麦茶パックを使った麦茶の作り方についてまとめてみました。
たかが麦茶、されど麦茶。
麦茶パックを使っていても意外と奥が深いことが分かりました。
麦茶を抽出したあとのパックはすぐに取り出す!ということを覚えて、この辺で切り上げます。