記事内にプロモーションが含まれています。

甘酒『米麹・酒粕』の栄養価の違いとは?どう健康・美容に良いのかもCheck!

米麹甘酒と酒粕甘酒の栄養価の違いについてまとめます。

前回の記事で米麹甘酒・酒粕甘酒の違いについてまとめました。

このページでは、その続きとして甘酒2種類の栄養価の違いを掘り下げます。

健康や美容に良いといわれる甘酒、その情報は本当なのか?早速チェックしていきましょう!

スポンサーリンク
スポンサーリンク

米麹甘酒の栄養価

まずは、文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」の甘酒(し好飲料類/<その他>/甘酒)の数値をまとめます。

甘酒
写真素材ダウンロードサイト【写真AC】

この『し好飲料類/<その他>/甘酒』は英語名がEVERAGES/”Ama-zake”(sweet beverage made from rice koji)とrice koji、つまり米麹の甘酒となります。

製品ごとに栄養価は変わります。以下の数値はあくまで目安として参考にしてください。

<基本>米麹甘酒の栄養価

甘酒の基本の栄養価です。

栄養素100gあたりの含有量
エネルギー76kcal
水分79.7g
たんぱく質1.7g
脂質0.1g
炭水化物18.3g
食物繊維0.4g
食塩相当量0.2g
100gあたりの含有量

原材料が米や米麹なので炭水化物は多め。

米は米麹によりデンプンが分解され糖化、自然な甘みが引き出されています。

また、たんぱく質や食塩も含まれています。

塩分が程よく含まれているため、熱中症対策にも適しているのですね。

<ビタミン>米麹甘酒の栄養価

米麹甘酒のビタミンです。

栄養素100gあたりの含有量
βカロテン(ビタミンA)
ビタミンB10.01mg
ビタミンB20.03mg
ビタミンB60.02mg
葉酸8μg
ビタミンC
ビタミンD
ビタミンE
100gあたりの含有量

含まれるのはビタミンB郡のみ、他のビタミンは含まれません。

このビタミンB郡は米麹の発酵過程で作られたものです。

<ミネラル>米麹甘酒の栄養価

米麹甘酒のミネラルです。

栄養素100gあたりの含有量
ナトリウム60mg
カリウム14mg
カルシウム3mg
マグネシウム5mg
リン21mg
0.1mg
100gあたりの含有量

突出して多く含まれる成分はありませんが、少しずつ、バランス良く含まれるのが特徴です。

この適度に含まれるミネラルが水分の吸収をサポートしてくれるため、夏場の熱中症・脱水症状対策に役立つのですね。

甘酒のように熱中症対策にオススメな「経口補水液」について≫

米麹甘酒の嬉しい健康効果とは?

米麹甘酒は腸内環境の改善に効果的です。

米麹の酵素は、お米のデンプンをオリゴ糖・ブドウ糖に分解するという働き、つまり『発酵』をします。

このオリゴ糖・ブドウ糖は腸内で善玉菌のエサととなり、善玉菌の増殖をサポートしてくれます。

さらに、米麹による発酵パワーは、腸内の悪玉菌の増殖を抑えるといった良い働きをする乳酸・短鎖脂肪酸(酪酸)を生み出すため整腸に効果的です。

また、甘酒は『飲む点滴』と呼ばれていますが、これは既にデンプンが体に吸収されやすいオリゴ糖・ブドウ糖に分解されていて効率良くエネルギーを補給できるため。

よって、疲労回復や熱中症対策など速やかにエネルギーを回復したいときにも甘酒はオススメです。

甘酒は発酵食品だから、納豆やチーズみたいにお腹の調子を整える効果が期待できるんだね。

米麹甘酒の嬉しい美容効果とは?

米麹甘酒は発酵により、補酵素として糖質や脂質、たんぱく質のエネルギー代謝をサポートするビタミンB群を生成します。

皮膚の代謝をサポートするため美肌効果が期待できるのですね。

また、麹菌によって生成されるコウジ酸は、肌の炎症を防ぎ、シミ・そばかすの原因であるメラニンが生成されるのを防ぐ働きがあります。

つまり、肌の美白効果が期待できるということ!

メラニン色素の沈着も防いでくれるので透明感のある肌を目指す方にピッタリです。

さらに活性酸素が増えるのを防ぐ働き、つまり抗酸化作用があります。

医薬部外品の美白剤、つまり化粧品として使われているほど美白効果が高いコウジ酸。

ただ化粧品は肌に塗ることで美白効果を得るもので、甘酒として飲むことはどこまで美白効果が得られるかは分かりません。

しかし、腸内環境の改善からも美肌効果は得られるため、毎日コツコツ、飲み続けると美容にも嬉しい効果が期待できると思います

酒粕甘酒の栄養価

酒粕甘酒 甘酒
写真素材ダウンロードサイト【写真AC】

酒粕甘酒は文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」への掲載がありません。

そのため、実際の製品の数値を掲載します。

以下の数値は、メロディアン「酒粕甘酒」100mlあたりの数値です。

栄養素100gあたりの含有量
エネルギー64kcal
水分
たんぱく質0.3~2.2g
脂質0g
炭水化物13.3g
食物繊維
食塩相当量0.07g
100gあたりの含有量

↑の栄養成分表には特筆すべき栄養価はありません。

板状の酒粕 甘酒の材料
写真素材ダウンロードサイト【写真AC】

そこで、酒粕甘酒ではなく、その原料である「酒粕(調味料及び香辛料類/<調味料類>/(その他)/酒かす)」の栄養価をまとめてみます。

栄養素100gあたりの含有量
エネルギー215kcal
水分51.1g
たんぱく質14.9g
脂質1.5g
炭水化物23.8g
食物繊維5.2g
食塩相当量0g
ビタミンB10.03mg
ビタミンB20.26mg
ビタミンB60.94mg
葉酸170μg
ナトリウム5mg
カリウム28mg
カルシウム8mg
マグネシウム9mg
アルコール8.2g
酒粕100gあたりの含有量

米や米麹が原材料なので炭水化物が多めなのが特徴ですね。

しかし、たんぱく質や食物繊維が多めなのでダイエットにも向いています。

さらに、ビタミンB群も豊富で、ミネラル類がバランス良く含まれます。

ただし、酒粕は甘酒にするときに水と混ぜ、溶かされるので、この栄養価がそのまま残っているわけではありません。

けれども酒粕そのものの栄養価は豊富なので、酒粕甘酒の栄養価も十分に高いと言えるでしょう。

そんな栄養価が高い酒粕ですが、注意すべきはアルコールが100gあたり8.2gという多さ。

甘酒になれば1%未満に減少しますが、お酒に弱い方は注意すべきだと思います。

ここからは、酒粕甘酒に含まれる健康・美容に嬉しい健康効果をまとめていきます。

酒粕甘酒の嬉しい健康効果とは?

酒粕甘酒はの原料・酒粕は発酵食品でもある日本酒の搾りかす。

そんな日本酒にはアデノシンという代謝産物が含まれ、このアデノシンは血管を拡張する働きがあります。

血管が拡張すると、血流が良くなり体が温まったり、筋肉がほぐれたりします。

お酒を飲むと体がポカポカするのはこのためですね。

体が温まることで冷え性が改善され、筋肉がほぐれることで肩こりの軽減に効果が期待できます。

ただし、体が温まりほぐれると眠気を感じやすくなります。

仕事や勉強などに集中したい!という場合は酒粕甘酒を少し控えるべきかもしれませんね。

また、代謝のサポートをするビタミンB群に加え、酒粕甘酒にはアミノ酸も含まれているため疲労回復にも役立ちます。

オリゴ糖や食物繊維も含まれるため、整腸にも効果が期待できるでしょう。

さらに、甘酒の製造メーカーの1つである森永製菓によると、酒粕甘酒には

  • コレステロールの上昇を抑える
  • 血圧を下げる

といった働きがあるとのことです。

酒粕甘酒の嬉しい美容効果とは?

酒粕甘酒には、米麹甘酒と同じくビタミンB群が含まれているため、代謝アップ・美肌にも効果的

また保湿成分・セラミドも含まれているので、より美肌に効果があると言えるでしょう。

さらに、酒粕には肌細胞のコラーゲン産生をサポートするα-EGという成分が含まれ、肌のきめをより細かく整えてくれるという効果が期待できます。

美肌を目指すなら毎日の酒粕甘酒がオススメと言えますね。

【まとめ】米麹・酒粕甘酒のメリットを併せ持った甘酒とは?

  • 米麹・酒粕の甘酒ともに腸内環境の改善に役立つ
  • いずれもビタミンB群が豊富で、バランス良くミネラルが含まれる
  • 米麹には美白効果が、酒粕には保湿光が期待できる

ここまで米麹甘酒・酒粕甘酒の栄養価の違いをまとめました。

どちらも健康・美容に良い働きがあることが分かり、簡単には選べませんよね?

そんなとき、個人的にオススメなのは森永製菓のフリーズドライ甘酒

一杯分を好きなときに飲め、冷たい水でもOKなので毎日続けたい方にオススメです。

缶・紙パックよりもコスパがよいのも魅力ですね♪

この↑森永製菓「甘酒」は米麹甘酒と酒粕甘酒の両方を使用したハイブリッドな甘酒です。

2つの効果を一度に得られるので決めかねるという方にオススメ!

興味がある方はぜひチェックしてみてくださいね♪

タイトルとURLをコピーしました