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ほうれん草の旬はいつ?東洋種・西洋種・ちぢみ・サラダなど種類&名前の由来とは

冬野菜のイメージがあるほうれん草。

ほうれん草の旬は本当に冬なのでしょうか?気になったのでほうれん草の旬を調べてみました。

また、ほうれん草には東洋種・西洋種やちぢみなどいくつかの種類があります。

そんなほうれん草の種類のうち、わたしたちが普段食べているのはどの種類なのでしょう?

さらに、ほうれん草の名前の由来も調べました。

ほうれん草の旬・種類・名前を一気にチェックしていきましょう!

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ほうれん草の旬

ほうれん草の旬は11~2月ごろの冬の時期です。

ほうれん草 畑 霜 霜が降りている
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↑は畑で霜が降りているほうれん草です。

霜が降りたらほうれん草がダメになっちゃうんじゃないの?

花緒
花緒

いいえ、むしろ霜が降りたほうれん草は美味しくなります。

強い寒さや霜が降りたほうれん草は、より栄養や甘みを蓄えて肉厚になります。

美味しくさせるため、わざと寒い環境に置くこともあるとか。

出荷前のほうれん草をわざと冷温にさらすことを「寒締め(かんじめ)」と言います。

寒締めは北関東や東北など寒い地域でよく行われている栽培方法です。

寒締めほうれん草は、より甘く、栄養価が高く、肉厚と3拍子そろった絶品。

この寒締めをされたほうれん草は「ちぢみほうれん草」とも呼ばれ、おいしさから高い人気を誇ります。

※「ちぢみほうれん草」については後述します。

冬にスーパーで安売りされるイメージが強いほうれん草。

寒さに強く、寒さでおいしさを増すほうれん草は冬野菜でした。

ほうれん草の種類

ほうれん草には大きく分けて『東洋種』・『西洋種』の2種類があります。

東洋種は葉がギザギザで切れ込みが深く、根元が赤みがかっています

先の方が三角形にとがっていて、アクが少ないのが特徴です。

一方の西洋種の葉は丸い卵形で、根元は赤くなりません。

葉が厚めで大きく、アクが多めなのが特徴となります。

そんなほうれん草の東洋種・西洋種の違いを表でまとめてみました。

特徴東洋種西洋種
葉の形ギザギザ・とがっている丸い卵形
葉の厚み薄い厚い
根元の色赤い赤くない
アク少ない多い

東洋種・西洋種と種類があるほうれん草。

わたしたちが普段食べているほうれん草はこの東洋種・西洋種を掛け合わせた『交雑種』です。

ほうれん草 新鮮
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交雑種は東洋種・西洋種の特徴を良いとこ取りした種類。

その中でも、葉が少しギザギザし東洋種に近いものと、丸みを帯びた西洋種に近いものなど、いろいろな種類があるのが特徴です。

花緒
花緒

一般的なのは、葉の根元に少しギザギザが残り、歯肉は薄めで根元が赤い、アクの少ないタイプですね。

ここまで一般的なほうれん草の種類をまとめてみました。

ここからは、ちぢみほうれん草やサラダほうれん草について詳しくご紹介します。

ちぢみほうれん草とは

ちぢみほうれん草 寒締め栽培 寒締めほうれん草
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ちぢみほうれん草は寒締め栽培されたほうれん草のこと。

品種ではなく「栽培方法」の種類です。

「寒締め」は、出荷前のほうれん草をわざと極寒の中に置き、低温のストレスを与え美味しくさせる栽培方法です。

ちぢみほうれん草という名前の通り、縮れた葉が特徴。

寒さに耐えるために葉が厚くなり、また栄養や甘みを蓄えるようになります。

花緒
花緒

わたしも食べたことがありますが、甘くて肉厚なちぢみほうれん草は単体でも立派なおかずになる優れものですよね。

また、普通のほうれん草と比べ、

  • βカロテン
  • ビタミンC
  • ビタミンE

といった栄養価が高まり、味そのものも濃くなります。

ただしアクが濃くなるデメリットもあり、おひたしなど淡泊な味付けの際はしっかり下茹でする必要があります。

サラダほうれん草とは

サラダほうれん草 ベビーリーフ 赤茎ほうれん草 赤軸ほうれん草
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サラダほうれん草は生食できるほうれん草の総称です。

アクが少なくて葉も柔らかく、生でも食べやすいように品種改良された種類となります。

また、サラダほうれん草のように生食できるものとして「赤茎(赤軸)ほうれん草」という種類もあります。

赤茎(赤軸)ほうれん草は名前の通り茎(軸)の部分が赤く、彩りが美しいのが特徴です。

早採りしたものはベビーリーフとも呼ばれ、サラダによく使われています。

「サラダほうれん草」についてもっと詳しく

ほうれん草の名前

ほうれん草は漢字で「菠薐草」と表記されます。

菠薐草 ほうれん草 漢字
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初見だったら絶対に読めませんし、見ながらでも書くのが難しいですね・・・。

この漢字の「菠薐(ほりん)」は、もともと「頗稜国(ほりんこく)」、中国語で現在の『ネパール』を指す言葉でした。

名前の由来は唐の時代にネパールから伝わった野菜だから。

「頗稜」が転じて「菠薐」となり、その後日本へ渡って発音がそのままの「ほうれん」となったとのことです。

ちなみに英語では「Spinach」、読み方は『スピニッチ』です。

ただ、この英語の「Spinach」は西洋種ほうれん草を指す言葉。

日本人がよく食べる交雑種のほうれん草とはやや違う、というニュアンスで覚えておいた方が良いでしょう。

【まとめ】ほうれん草の旬・種類・名前

  • ほうれん草の旬:冬
  • ほうれん草は東洋種・西洋種に大別できる
    • 日本で一般的に流通してるのは東洋種・西洋種を掛け合わせた「交雑種」
    • ちぢみほうれん草は「寒締め」という方法で栽培されたほうれん草
    • サラダほうれん草は生で食べられるほうれん草
  • ほうれん草は漢字で「菠薐草」、英語では「Spinach」

ほうれん草の旬はやはり冬、寒さで美味しくなる冬にピッタリの野菜でした。

また、いつも食べているほうれん草が東洋種・西洋種のミックスである「交雑種」である、というのがショッキングでした・・・。

ちぢみほうれん草は品種ではなく栽培方法によるもの、というのも驚きですね。

意外と知らなかったほうれん草の旬・種類・名前についてでした。

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