牛乳を飲むとお腹がゴロゴロするから、飲みたくないんだよね。
という牛乳に弱い方、必見です!
牛乳を飲んでもお腹がゴロゴロしない予防策をまとめました。
また、どうして牛乳を飲むとお腹がゴロゴロするのか?についても詳しく説明しています。
実はお腹に優しい?など牛乳と腸の関係についてじっくりまとめています。
お腹がゴロゴロしない!牛乳の飲み方とは?
お腹がゴロゴロしない牛乳の飲み方をまとめました。
- 数回に分けて飲む
- 温めて、ホットミルクにして飲む
- コーヒー・ココア・紅茶などと混ぜて飲む
意外と簡単できる対策ばかりで助かりますね。
ただ、どうして牛乳を飲むとお腹がゴロゴロするのでしょう?
そもそも、なぜ牛乳でお腹がゴロゴロするのか
牛乳でお腹がゴロゴロするのは「乳糖不耐症」によるもの。
「乳糖」とは牛乳に含まれる糖質のこと。
乳糖は乳糖分解酵素・ラクターゼにより分解され、小腸にて吸収されます。
しかし、人によってはラクターゼの数が少ない、もしくは働きが弱いため乳糖が分解できないことがあります。
このラクターゼが正常に働かず、乳糖を消化できないため腹痛・下痢などを引き起こすことが「乳糖不耐症」です。
乳糖不耐症は日本に約2000万人、成人男女の4人に1人が該当するとされています。
また、子どもの時は比較的ラクターゼが多いものの、大人になるにつれ少なくなっていくとのことでした。
小腸で消化されない乳糖は大腸で腸内細菌により消化・分解されることとなりますが、その際にガス・酸が生産されてしまいます。
このガスは腹痛や腹部膨張感の原因に、酸も腹痛を引き起こしかねません。
また、乳糖の水を呼ぶという性質により大腸に水が増え、下痢症状を引き起こす、とのことです。
↑でまとめた『お腹がゴロゴロしない牛乳の飲み方』は、
- 数回に分けて飲む
- 乳糖が分解しやすくなる
- 温めて、ホットミルクにして飲む
- 腸の働きが活発になる
- ラクターゼの働きが良くなる
- コーヒー・ココア・紅茶などと混ぜて飲む
- 乳糖を一度に多く摂ることを防ぐ
という意味があったのですね。
乳糖が『分解されている』乳飲料がある!?
乳糖を分解できないため、牛乳によりお腹がゴロゴロする。
では、最初から乳糖を分解しておけば、お腹がゴロゴロしないのでは?
そんな発想により製造・販売されている乳飲料が雪印メグミルクより販売されています。
この『アカディ おなかにやさしく』は乳糖が80%分解された乳飲料です。
牛乳を飲むとお腹がゴロゴロしてしまう方でも飲みやすい画期的な乳飲料ですが、実は1978年から販売されていたとのこと!
日本人に40年以上もの長い間愛されてきた乳飲料だったのですね。
牛乳は腸内環境を改善させる?
お腹のゴロゴロを引き起こす牛乳ですが、一方で『腸内環境を改善させる』という効果もあります。
この『腸内環境の改善』は、牛乳の乳糖が分解、大腸で乳酸・酢酸に変換されることで、腸のぜん動運動が活性化されることにより得られる効果です。
ぜん動運動の活性化は、便の排出を促進したり、便を軟らかくしたりしてくれます。
便秘に悩む方にとってはありがたい効果ですよね。
また、乳糖には腸内の浸透圧を高めるという働きがあるため、大腸に水分を呼び込んで水分量を増やす、それにより便を軟らかくしてくれる、という効果もあります。
牛乳の『腸内環境の改善』効果ですが、先ほどの『お腹がゴロゴロする原因』と仕組みが一緒ですね・・・。
牛乳は摂りすぎると『お腹がゴロゴロする』原因になりますが、摂りすぎず適量を守れば『腸内環境の改善』につながるようですね。