春野菜のイメージが強いアスパラガスです。
しかし、本当にアスパラガスの旬は春なのでしょうか?
また、美味しいアスパラガスの選び方や、美味しく食べるための保存方法もしりたいところ。
今回は、そんなアスパラガスの旬・選び方・保存方法についてまとめてみました。
保存期間の目安も合わせてどうぞ!
アスパラガスの旬
アスパラガスの旬は4月下旬から6月頃まで。
すっかり冬が終わり暖かくなる春から初夏にかけてです。
現在ではハウス栽培も盛んなので1年中出回りますが、露地栽培で一番美味しいのはやはり春。
手頃な値段で柔らかいアスパラガスが食べられるのは今だけですよ。
と、ここまでご紹介した旬はグリーンアスパラガスのもの。
また、アスパラガスには色が違うホワイトアスパラガス・パープルアスパラガス、サイズが違うミニアスパラガスという種類もあります。
これら他の種類のアスパラガスの旬もお伝えします。
ホワイトアスパラガスの旬
日本におけるホワイトアスパラガスの旬は産地によって冬・春の2つに分けられます。
暖かくなるのが早い佐賀県など九州では2~3月頃に最盛期を迎えます。
一方、涼しい気候が続く長野県や北海道では5~6月頃が旬です。
旬と言ってもホワイトアスパラガスが生のまま市場に出回ることは少ないので、実感はありませんよね。
ギリギリイメージできるのは↓の形です。
ホワイトアスパラガスはレストランなど外食で提供されることが多い食材。
冬~春にかけてメニューにホワイトアスパラガスを使ったものがあればぜひ頼んでみたいですね。
パープルアスパラガスの旬
パープルアスパラガスの旬はグリーンアスパラガスとほぼ同じ5~6月頃です。
色素・アントシアニンにより鮮やかな紫色をしているパープルアスパラガス。
しかし、この紫色は非常に繊細で、少し収穫が遅れると緑色になってしまいます。
ですので、パープルアスパラガスをパープルのまま味わえる旬というのは実際はスゴく短い期間かもしれません。
ミニアスパラガスの旬
ミニアスパラガスの旬は3~6月頃とまんべんなく春です。
そもそもミニアスパラガスはグリーンアスパラガスの大きさに育つ前に収穫する早採りのもの。
グリーンアスパラガスと同じ品種で、収穫する時期が早いだけなので旬はほぼ変わりません。
日本では国産もありますが、輸入物を見かける方が多いかもしれません。
美味しいアスパラガスの選び方
美味しいアスパラガスの特徴をまとめます。
- 緑色が濃く鮮やか
- 太さが均一
- 穂先がしっかり締まっている
- 切り口が変色していない
また、当然ですが全体がシナシナしているものは避けた方が良いでしょう。
アスパラガスの保存方法
アスパラガスは冷蔵庫の中に立てて保存するのがベスト!
アスパラガスは繊細なので冷蔵庫で保存します。
立てて保存するのは、横にすると穂先が上に起きようとしてしまうから。
起き上がろうとすることで無駄にエネルギーを使わせてしまわないよう、アスパラガスは立てて保存します。
たしかに、スーパーのアスパラガスも立てて置かれていることが多いよね。
また、アスパラガスにとって乾燥は大敵!
よって保存する際は、乾燥を防ぐために
- 濡れた新聞紙・キッチンペーパーを巻き
- ポリ袋・ラップで包む
という2ステップの方法をオススメします。
冷凍保存のコツ
アスパラガスを冷凍保存する場合は、冷凍前にサッとゆでると美味しく保存できます。
この冷凍前の下ゆでは長くても1分ほどが目安です。
冷凍の際は1本1本を広げて置くことで、素早く冷凍させ鮮度を保ちます。
また、冷凍させたアスパラガスは解凍要らず、凍ったままで料理に使用できます。
長く持たせることが可能な冷凍ですが、どうしても食感が劣るので緊急事態以外はオススメしません。
あのシャキシャキ感が好きなら冷凍は避けた方が良いかもね。
保存期間は?
アスパラガスの保存期間は、
- 冷蔵:4~7日ほど
- 冷凍:1カ月ほど
が目安となります。
まとめ
- アスパラガスの旬はおおむね4~6月頃の春の時期。
- 選び方には「緑色が濃く鮮やか」「太さが均一」「穂先が締まっている」「切り口が新鮮」の4つのポイントがありました。
- 保存場所は冷蔵庫、保存方法は乾燥させないように立てて保存でした。
- 保存期間は冷蔵で1週間以内、冷凍で1カ月以内です。
旬の野菜は美味しいものですが、どうせ食べるならベストの状態で食べたいですよね。
アスパラガスの旬・選び方で美味しい時期に美味しいものを選び、正しく保存してさらに美味しい状態で食べましょう!