記事内にプロモーションが含まれています。

【防災対策】野菜の備蓄はどうすれば良い?野菜ジュース・乾燥野菜・野菜スープの数・量やメリット・デメリットをCheck!

災害時の野菜不足対策についてまとめていきます。

災害発生後の非常時には、まず食べられるものを確保することが重要です。

しかし、非常時が長引き、栄養状態が悪化すると、体調を崩しやすくなり危険です。

そんな栄養不足の状態にならないために、あらかじめ備えておくべき「野菜の備蓄」についてまとめました。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

1日に必要な野菜は何g?

厚生労働省の「健康日本21」によると、成人における1日あたりの野菜摂取量は350g以上が目安とされています。

野菜 一日分の野菜
Robert Owen-WahlによるPixabayからの画像

この量はあくまでも推奨量。

1日に350g以上の野菜を摂取すれば、1日に必要なビタミン・ミネラルなどの栄養素をバランス良く摂れる、可能性が高いとされています。

ただ、そもそも現代の日本人は、平均で1日に野菜を300g以下しか摂っていない、という調査結果も。

平時から野菜不足なんですね・・・。

災害時でもこの350gに近い量を摂り続けることが理想ですが、ただでさえ摂っていないのに、非常時に摂るのは至難の業でしょう。

しかし、野菜不足による栄養の偏りは、健康状態の悪化を引き起こし、非常時における不衛生かつ精神的負担が大きい環境では、体調悪化の原因になりかねません。

災害時こそ、野菜不足に気を付けなければならないのです。

そんな野菜不足を解消でき、非常食・防災食としても活用できる野菜系食品についてまとめていきます。

【基本】災害備蓄は3日分以上を用意

災害用の備蓄は最低72時間(3日間)を目安に用意する必要があります。

防災
写真素材ダウンロードサイト【写真AC】

『72時間』という時間は、支援が届くようになるまでの日数の目安です。

過去の災害の事例を見ると、災害発生から支援物資が届くまでに3日以上かかるケースがほとんど。

ライフラインの復旧や、スーパー・コンビニなどが通常営業を再開するまでは1週間以上の時間がかかる場合も少なくありません。

1週間、買い物ができなかったら、けっこう大変ですよね?

支援物資が届くまで、通常営業が再開できるまで何とか食いつなぐために必要なのが家庭での備蓄となります。

花緒
花緒

ここからは、野菜不足対策にオススメな食品ごとに『備蓄すべき数』と『おすすめポイント』、『デメリット・注意点』をまとめていきます。

「野菜ジュース」備蓄数:3本~

日常的に飲め、備蓄にも役立つのが「野菜ジュース」。

野菜ジュース
AS PhotograpyによるPixabayからの画像

健康や栄養不足を補うために毎日飲んでいる、という方もいるのでは?

そんな野菜ジュースは1人あたり最低でも3本は備蓄しましょう。

『一日分の野菜が入った』などと書かれているジュースなら、1日あたり1本でOK!

野菜350g分が濃縮されギュッとつまっているので、野菜ジュース1本だけで野菜が補えます。

ただし、デメリットとしては、慣れていないと飲みづらい、味が濃くドロッとした口当たりなので喉が渇きやすいなどがあります。

それでも、調理する必要もなく、そのまま飲めるので災害時にはピッタリといえますね。

近年は災害備蓄用として5年保存OKのタイプもあります。

メリット・デメリット
  • メリット
    • 調理の必要がない
    • 必要量がしっかり摂れる
  • デメリット
    • 味に好き嫌いが分かれる
    • 喉が渇きやすい

「乾燥野菜」備蓄量:200g~

料理に足して手軽に野菜不足を解消できるのが「乾燥野菜」です。

乾燥野菜
写真素材ダウンロードサイト【写真AC】

乾燥野菜は、文字通り、乾燥させた野菜。

備蓄としては未開封の1袋・200gほどは用意しておきたいですね。

乾燥させただけなので、ビタミンやミネラルなどの栄養がそのまま残っているのが特徴となります。

乾燥野菜の代表格と言えば、細長く切った大根を干した『切干大根』がありますね。

また、近年はキャベツや小松菜、ニンジン、ワカメなどの野菜・海藻をミックスした乾燥野菜ミックスもいろいろと販売されています。

環境が整えば自宅で手作りできるので、経済的でもありますね。

切干大根に代表されるように、乾燥野菜は栄養価が高いため、栄養が不足しがちな災害時にうってつけ!

野菜の90%以上を占める水分が抜けたことで、重さあたりの栄養価がグンと上がっているのです。

ただ、乾燥野菜はお湯につけるなど加熱料理の材料として使うのが前提となる食品。

そのまま食べるのは難しいというのが難点ですね。

また商品によっては賞味期限が短いので注意が必要。

普段から使うローリングストックの実践が必要と言えるでしょう。

メリット・デメリット
  • メリット
    • 野菜の栄養がそのまま摂れる
    • 食感や風味も楽しめる
    • 乾燥しているので軽く持ち運びやすい
  • デメリット
    • 意外と期限が短いものも
    • 基本的に加熱料理が必要

「野菜スープ」備蓄数:3袋~

栄養もおいしさも両方欲しいなら「野菜スープ」がオススメ。

野菜スープ
Mich WichによるPixabayからの画像

野菜スープの備蓄数は1日あたり1袋。

3日分で3袋は用意しておきたいですね。

野菜スープは野菜をおいしく、たっぷりと摂れるのが何よりの魅力。

また温かいものが食べられることで、非常時でも心が落ち着き、精神的安定につながるというメリットもあります。

近年は冷たいままでも食べられるレトルトスープもあり、災害時でも活躍しそうですね。

さらに、たんぱく質や脂質、食物繊維などの栄養もバランス良く摂れるのもポイントです。

野菜スープには大まかに

  • レトルト
  • フリーズドライ

の2種類がありますが、期限が長く、長期保存がしやすいレトルトスープの方が非常用にはオススメです。

メリット・デメリット
  • メリット
    • おいしい商品が多い
    • たんぱく質・脂質・食物繊維などの栄養も摂れる
  • デメリット
    • 比較的、価格が高め
    • 加熱が必要なものが多い

「長期保存OKな野菜」

最後は、日頃から常備してある「長期保存OKな野菜」です。

長期保存OKな野菜の例
  • 大根
  • ニンジン
  • かぼちゃ
  • じゃがいも
  • サツマイモ
  • 玉ねぎ
  • 白菜
  • キャベツ etc.

野菜はしっかり保存すれば、長持ちさせることができます。

やはり野菜は野菜を食べた方が良い!のはまあ真実と言えます。

しかし、調理の必要があるため、あわただしい非常時には向かないのもまた事実。

また常温で長期保存できる野菜か否かも重要です。

日頃から日持ちする野菜を多めに買っておくことを意識してみましょう。

メリット・デメリット
  • メリット
    • 野菜不足には野菜を摂るのが理想
  • デメリット
  • 調理の必要がある
  • 夏場は冷蔵庫がないと保存できない場合も
  • 長期保存できない野菜は摂れない

花緒
花緒

ここまで、非常時における野菜の備蓄についてまとめてみました。

ビタミンやミネラルが不足すると、体調悪化の原因につながります。

日常ならともかく、避難所など過酷な環境では、少しの不調が命の危機を引き起こしかねません!

日頃から野菜の備蓄をしておき、万が一の時に備えましょう。

タイトルとURLをコピーしました