お米不足に悩む昨今、お米のかさ増しとして「もち麦」が注目を集めています。
なぜ、もち麦が注目されているのか?
もち麦が注目される理由には、もち麦のある特性に関係がありました!
さらに、ご飯(白米)にもち麦を混ぜて炊く方法・分量も紹介しています。
もち麦がお米のかさ増しに向いている理由
もち麦がお米のかさ増しに向いているのは「炊飯後にかさが増える」ため。

お米(生米)は約150gで一合・約330gに炊き上がります。
けれども、もち麦は約100gでお米一合分ほどの量に炊き上がります。
つまり、もち麦はお米よりも約33%少ない量で、お米と同じ分量のご飯に炊き上がる計算になります。

炊き上がりの量で考えると、たしかにもち麦の方がお得そうな気がしてきました。
また、ここ1~2年の米不足により、お米の価格が急上昇。
今では重さあたりの値段がお米よりもち麦の方が安くなっていることがほとんど。
これまでは「健康のため食物繊維が豊富なもち米を食べる」という場合が多かったのですが、今では「もち麦の方がリーズナブルだから」という理由に変化しているのですね。
なぜ、もち麦は炊飯後に増えるのか?
もち米が炊飯後にお米よりも増えるのは、お米よりも吸水率が高いため。
吸水率とは、もち麦・お米の量に対してどれだけ水を吸うかという割合です。
お米のうち、うるち米の吸水率は20%ほど。
これはお米が100gだった場合、20g分の水を吸うということになり、吸水後はお米+水の重量が120gになります。
一方で、大麦の吸水率は75%ほど。
つまり、大麦の吸水率はお米の約3.5倍となりますね。
また、大麦・お米の炊飯後のかさの増え方を比較すると、大麦は約2.8倍、お米は約2.2倍となり、大麦の方が炊き上がりの量が増えます。

たしかに、もち麦を入れるとかさ増しできそうですね。
もち米の吸水率が高い理由について
もち麦の吸水率がお米に比べて高い理由は水溶性食物繊維が豊富だから。
水溶性食物繊維は水分を吸って膨らむという特徴を持ちます。
食べた後の腸内でも水分を吸うことから、水溶性食物繊維は便秘の解消に効果的です。
お米ともち麦の水溶性食物繊維の量を比べると、その差は一目瞭然!
| 炊飯前 | 炊飯後 | |
|---|---|---|
| お米 | 0g | 0g |
| もち麦 | 12.8g | 1.3g |
※お米は日本食品成分表から、もち麦は『はくばくもち麦』の数値を参考にしました。

そもそも、お米には水溶性食物繊維が含まれていないんだね。
吸水率が高いデメリットも
吸水率が高く、かさ増しに向いているもち麦ですが、1つだけデメリットが。
それは浸水時間が長いこと!
長いと2時間以上かかることもあるもち麦の浸水。
お米の浸水時間は30分ほどでOKなことに比べると最長で4倍ですね。
しかし、市販のもち麦の中には浸水時間がお米と同じくらいでOKの商品もあるので、忙しい方はそういった商品を試してみるのもオススメです。
そもそも「もち麦」とは?もち麦ご飯の炊き方も紹介
もち麦は大麦の一種です。

もち性の大麦品種の総称となり、粘り気が強いのが特徴。
ちなみに、大麦にはこのもち性の大麦=もち麦の他に、粘り気が少ないうるち性の大麦もあります。
もち麦ご飯の炊き方について
白米のご飯にもち麦を混ぜて炊く「もち麦ご飯」の炊き方です。
もち麦ご飯の炊き方はとっても簡単!
- いつも通りにお米を研ぐ
- 水加減もいつも通りでOK
- もち麦ともち麦分の水を追加する
- 全体を軽く混ぜ、普通に炊飯する
- 吸水時間は商品パッケージなどを確認してください

いつもの米研ぎの最後にもち麦と水をプラスするだけなので手間がありませんね。
ちなみに、もち麦と水の重量は「1:2」となります。
もち麦を50g加える場合は、水を100g(100ml)追加すればOKです。
加えるもち麦の量は?
ご飯に加えるもち麦の量は、白米1合に対しもち麦50gが目安です。
白米1合は約150gなので「白米:もち麦=3:1」の比率となります。
また、この白米1合+もち麦50gで炊き上げた場合のご飯の量は約1.5合です。
もち麦は50gで半合、100gで1合ほどになる計算ですね。

上で説明したとおり、もち麦は吸水率が高いため、炊飯すると思った以上に量が増えます。炊きすぎには注意しましょう。
もち麦を混ぜて炊いたご飯は、白米だけよりもモチモチ食感がアップするのが特徴!
さらに、もち麦はプチプチしていて、食感のアクセントになってくれます。
味はご飯とほぼ変わらないため、続けやすいのが何よりの魅力でしょう。
もち麦だけで炊く場合は?
もち麦の炊き方は、白米に混ぜるのが一般的ですが、もち麦だけで炊くことも可能です。
ただ、もち麦だけだとさすがに白米とは食感が変わります。
少しずつもち麦の量を増やしていき、切り替えるといった過程を経る方が良いでしょう。
もち麦だけでも普通に炊飯器を使えます。
また、重量は「もち麦:水=1:2」と白米に追加する方法と同じです。
もち麦100gで約1合換算となりますので、参考にしてみてくださいね。
【まとめ】ご飯のかさ増しで注目!もち麦の基本
- もち麦は大麦の一種
- もち米は100gで約一合に炊き上がる
- お米は約150gで一合に炊き上がる
- 白米に混ぜて、いつも通りに炊飯OK
ここまで、もち麦についてまとめました。
調べてみると、もち麦がご飯のかさ増しに向いていることが分かり、今注目されているのが納得でした。
かさ増しはもちろん、もち麦単体でも食べられるのがもち麦の便利さ!
健康効果も高いため、米不足の今、節約ついでにヘルシーになってみましょう。



