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抹茶とはどんなお茶?緑茶との違いや点て方、日本での歴史まとめ

飲み物としてだけでなく、近年はパンやスイーツにも使用される「抹茶(まっちゃ)」。

この抹茶とは、そもそも何なのでしょう?

お茶の一種であることは分かるけれど、お茶の何なのだ?と思っている方も多いはず!

そんな抹茶の基本についてまとめてみました。

そもそも「抹茶」とは?

抹茶とは緑茶の茶葉を細かく砕き、粉末状にしたものです。

抹茶 粉末
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つまり、緑茶と抹茶は同じもの。

ただ、茶葉の大きさが違うだけとなります。

何となく別物だと思っていましたが、同じものでした・・・。

抹茶の茶葉は「緑茶」とは違う?

「抹茶と緑茶は同じもの」と説明したばかりですが、厳密に言えば、抹茶と緑茶は製法が違います。

抹茶 一式
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抹茶の原料である茶葉は「碾茶(てんちゃ)」と呼ばれる茶葉で、その製法は

  • 摘み取るまで20日以上覆いをする
  • 生の茶葉を蒸す
  • 揉まないで乾燥させる

といったもの。

収穫前に覆いを被せるのは高級茶として有名な玉露と同じとのことです。

一方で、わたしたちがいつも飲んでいるお茶は「煎茶(せんちゃ)」という名前で、

  • 覆いはせず、日光に当てて栽培
  • 主に新芽を使用
  • 茶葉を何回も揉む

という違いがあります。※広義の煎茶

ちなみに「煎茶」とは煮出して成分を抽出するという意味を持ちます。

さらに、これまたよく聞く「番茶(ばんちゃ)」とは、

  • 新芽以外
  • 大きな葉や茎の部分

を使用するお茶のことで、この番茶を乾煎りしたお茶が「ほうじ茶」となります。

抹茶の飲み方

お茶を点てる 抹茶 茶筅
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抹茶の飲み方、正確に言うと「抹茶の点て方」を簡単にまとめます。

  1. 茶碗に抹茶の粉末を入れる
  2. お湯を注ぐ
  3. 茶筅(ちゃせん)を茶碗の中で前後に動かし、抹茶とお湯を混ぜる
  4. きめ細かい泡が現れてきたら、茶筅を引き揚げる

テレビなどで何度か観たことがある、という方も多いでしょう。

茶筅でシャカシャカやる、ちゃんとした「お茶」はちょっと憧れですよね。

しかし↑の説明は超簡単なもので、ルールを細かく挙げればキリがありません。

また、近年では抹茶の粉末をアイスクリームにかけたり、牛乳と合わせ抹茶ラテを作ったりなど、新しい使い方も増えています。

わたしも抹茶アイスや抹茶スイーツは大好きです。

そのため抹茶の需要は増していると言えますね。

そもそも、なぜ抹茶はできたのか?

上の項で紹介した飲み方の抹茶が誕生したのは10世紀ごろの中国とされています。

また、日本で抹茶が飲まれるようになったのは13世紀ごろ。

12世紀末、1191年に臨済宗の祖・栄西が中国から緑茶の木であるチャノキを持ち帰ったことがきっかけ、とされています。

この栄西は鎌倉幕府の三代将軍・源実朝に「所誉茶徳之書」(茶徳を誉むる所の書)を献上したとも伝えられています。

こうして日本でお茶が広がっていきます。

「抹茶」という言葉が初めて文献により確認できるのは1548年、お茶が日本に伝来してから350年以上経ってからでした。

花緒
花緒

わたしが思っていたよりも、お茶、さらに抹茶の歴史は浅いことが分かりました。

次回の記事では抹茶の栄養効果&栄養について深く掘り下げていきます。

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