5月12日(日)は「母の日」。
母の日にはカーネーションを贈るのが定番ですよね。
そんな母の日ギフトとしてカーネーションを選んでいると、見慣れない「プリザーブドフラワー」という言葉がたびたび登場しました。
このプリザーブドフラワーとは一体何なのか?気になったので調べてみました!
「プリザーブドフラワー」は○○な花
プリザーブドフラワーは特殊な加工を施し、保存性を高めた花のこと。

英語では『preserved flowers』と表記されます。
この『preserved』は「保存された」という意味。
すなわち直訳すると「保存された花」となります。
プリザーブドフラワーはどのように作られる?
プリザーブドフラワーは生花を脱色し、特殊な着色液に浸け、乾燥させることで作られます。
家庭でも簡単にでき、脱色はエタノールにて、着色はグリセリン液でできるとのこと。
一度脱色し染料で色を付けるため自然の色合いは失われますが、パッと華やかで彩り豊かな色彩を長期間保てるのが何よりの特徴ですね。
また、まるで生花のような柔らかさが保てるのもプリザーブドフラワーの魅力です。
プリザーブドフラワーを楽しめる期間
プリザーブドフラワーは2~3年ほど保つとされています。
高温多湿でプリザーブドフラワーにとって過酷な環境である日本でも2年は保つなんてスゴいですね。
ちなみに、日本よりも乾燥した気候のヨーロッパでは5年以上保つとのことです。
日本でも高温多湿の場所を避け、直射日光に当てないなどの工夫を続ければ3年以上も長持ちさせられると言われています。
お花は儚いイメージですが、加工することで年単位で楽しめるようになるのですね。

鮮やかな色を長く楽しめることから、プリザーブドフラワーは母の日ギフトにピッタリなのですね。
ドライフラワーとの違いについて
プリザーブドフラワーとドライフラワーの違いは作り方にあります。

プリザーブドフラワーは脱色し特殊液に浸けてから乾燥させる花。
しかし、ドライフラワーはただ乾燥させた花となります。
ドライフラワーはプリザーブドフラワーと違い特殊液で染色されていないため自然な色合いが保たれます。
一方で保存性は低く、ドライフラワーの寿命は長くて半年ほどとされています。
また、プリザーブドフラワーは生花のようにふんわり柔らかいのが特徴ですが、ドライフラワーはカサカサと乾燥しています。
どちらも壊れやすいのは変わりませんが、加工してある分プリザーブドフラワーの方が丈夫ではあります。
造花との違いについて
プリザーブドフラワーと造花の違いは生花を使用しているかどうか。

プリザーブドフラワーは生花を加工し、保存性を高めた花のこと。
一方で、造花は作りものの花。
本物の花そっくりに作られることも多いですが、その材料はプラスチックなどが一般的です。
母の日にカーネーションを贈る理由とは?
母の日にカーネーションを贈るようになったのは、あるアメリカ人女性が亡き母のため白いカーネーションを教会の祭壇に飾ったことが由来です。

教会で教師をしていたアンナ・ジャービスという女性が始め、その行為の素晴らしさに感動した生徒たちが翌年からアンナといっしょにカーネーションを自分の母親に贈るように。
このことが全米に広がり、いつしか5月の第二日曜日が母の日として定着したとのこと。
色によって違う!カーネーションの花言葉
母の日の定番であるカーネーションは色によって花言葉が違います。
そんなカーネーションの花言葉を色別にまとめてみました。
どれも母へ贈るのにピッタリの花言葉と言えますね!
一方で、母の日のプレゼントとしては相応しくない花言葉を持つのが「黄色」のカーネーション。
黄色のカーネーションには嫉妬や軽蔑という意味があり、ギフトとして贈るのはオススメできません。
また、花言葉ではありませんが、母親が存命の場合は「白」のカーネーションも避けるべき。
白いカーネーションは母の日を始めたアンナが亡き母へ贈ったカーネーションの色。
そのイメージもあり、白いカーネーションは亡くなった母親へ贈る色という意見もあります。
お仏壇に飾るなら良いかもしれませんね。
贈り物にプリザーブドフラワーが人気の理由とは?
母の日ギフトとしてプリザーブドフラワーが人気なのは、
という3つのポイントを併せ持っているからと考えられます。
プレゼントにピッタリのプリザーブドフラワー。
ぜひ今年の母の日に、お母さんへ贈ってみてくださいね♪