宮崎県では「コシヒカリ」や「ヒノヒカリ」、「ミルキークイーン」といった品種が栽培されています。
さらに、2025年9月に登録申請されたばかりの「南海189号」といった新品種にも注目が集まっています。
そんな九州の南部、温暖な気候で知られる宮崎県のお米は
- 早期米:春から夏にかけて栽培・収穫
- 普通米:初夏から秋にかけて栽培・収穫
と収穫時期が2種類に分かれています。
宮崎県産「コシヒカリ」
宮崎県産「コシヒカリ」は、3月に田植えが始まり、7~8月にかけて収穫される早期米となります。
温暖な気候を活かし、全国に先駆けて夏場に新米として出荷されるのが特徴ですね。
早期米は秋に収穫される普通米と比べ、農薬の使用が少ないというメリットも。
コシヒカリらしいモチモチの粘りとうまみ・香りが良いのが特徴。味・香りのバランスが良いので、そんなおかずともマッチします。
宮崎県産「ヒノヒカリ」
宮崎県産「ヒノヒカリ」は、宮崎県のお米で初めて食味ランキング・特Aを獲得した品種です。
親品種・コシヒカリを改良した品種となり、コシヒカリのおいしさはそのままにあっさりした味わいなのが特徴。
炊きあがりの美しさ・香りはもちろんですが、冷めても美味しいのでお弁当・おにぎりにもうってつけです。
あっさりした食味なので、味が濃いおかず・油っぽいおかずと合わせやすい。うまみはあるものの、甘さは控えめです。
宮崎県産「ミルキークイーン」
宮崎県産「ミルキークイーン」は濃厚な白色が特徴のお米です。
粘りが出にくいアミロースが少ないため、他のお米よりも強い粘りがポイントとなります。
もち米のような食感を楽しみたい方にオススメです。
冷めても硬くならないのが特徴。粘りが強いため、もっちもちの食感を楽しめます。
宮崎県産「南海189号」
「南海189号」は2025年9月に農林水産省へ品種登録を申請したばかりのとても新しいお米です。
市場には2027年度に出回る予定となっています。
このお米の名前は2025年4月から名前の公募が行われ、2026年3月ごろに発表されるとのことです。
その特徴は「ヒノヒカリ」と変わらぬ美味しさ、なのにいもち病に強いところ。
おいしさそのまま、病気に強い「南海189号」は将来の宮崎県産米を背負う存在として期待されています。


