最近、ちまたで話題の「豆乳ヨーグルト」。
牛乳のヨーグルトはなじみ深いですが、豆乳のヨーグルトとは・・・。
そもそも豆乳でヨーグルトって作れるのでしょうか?
牛乳ヨーグルトと比べた豆乳ヨーグルトのメリット・デメリットも知りたいですよね?
今回は、そんな気になる豆乳ヨーグルトについてまとめてみました。
そもそも「ヨーグルト」とは?
ヨーグルトとは乳や乳製品を発酵させた「発酵乳」と呼ばれる発酵食品です。

発酵には酵母や乳酸菌を用います。
乳酸菌とは代謝により乳酸を産み出す細菌類の総称です。
有名どころではビフィズス菌があります。
この乳酸菌の一部は腸などにとどまり、腸内の環境を整えるはたらきを持つので「善玉菌」と呼ばれ積極的に摂るべきと推奨されています。
この乳酸菌がはとても働き者なので、ヨーグルトには
- 腸内細菌のバランスを整える
- 腸内フローラの改善
- 免疫力アップ
というありがたい効果が期待できます。
ヨーグルトは乳に種菌を入れるだけで作れる食品。
家庭でも、牛乳と市販のヨーグルトがあればけっこう簡単に作れてしまいます。
ただし、家庭で作るヨーグルトは乳酸菌以外の菌が入り込んでしまう可能性があるので注意が必要です。
また本格的に作るならヨーグルトメーカーの使用がオススメです。
毎日食べるなら、コスパ良しな自家製もアリかもしれませんね!
豆乳でもヨーグルトはできる?
ヨーグルトとは牛乳で作るもの。
そんなイメージがありませんか?
近頃話題の「豆乳ヨーグルト」は牛乳でなく豆乳で作られたヨーグルト。

豆乳を酵母・乳酸菌で発酵させることができるのでしょうか?
答えはできます!
まあ、できなかったら商品として発売されていないですよね・・・。
何となく「乳酸菌は乳製品にしか含まれていない!」と思っていましたが、乳酸菌と乳製品は無関係です。
先ほど説明しましたが、乳酸菌は代謝により乳酸を産み出す細菌類の総称。
乳製品にだけ含まれているわけではありません。
さらに、豆乳ヨーグルトは家庭でも簡単に作れてしまいます。
豆乳ヨーグルトの作り方
豆乳ヨーグルトの作り方は豆乳にヨーグルトを入れるだけです。
基本の作り方は牛乳で作るヨーグルトと変わりません。
しかし、材料など気を付けるべきポイントもあるのでまとめていきます。
まず材料は
- 無調整豆乳:900ml
- ヨーグルト or 飲むヨーグルト(プレーン):100ml
の2つのみ!お好みではちみつなどをいれると甘味のあるヨーグルトに仕上がります。
ここでは豆乳の紙パックを活用したお手軽ヨーグルト作りをご紹介します。
確実&早く作りたいならヨーグルトメーカーの使用がオススメです。
自家製豆乳ヨーグルトの賞味期限は冷蔵保存で~1週間となります。
豆乳ヨーグルト作りにオススメの豆乳は↓
豆乳ヨーグルトのメリット

普通のヨーグルト(牛乳ヨーグルト)と比較すると、豆乳ヨーグルトには
- カロリーが低い
- 乳製品を使わない
- 大豆イソフラボンが豊富
というメリットがあります。
詳しくまとめていきますが、ここで比較する牛乳ヨーグルト・豆乳ヨーグルトは、
- 牛乳ヨーグルト:明治ブルガリアヨーグルト
- 豆乳ヨーグルト:マルサン豆乳グルト
とします。それぞれの商品は↓
カロリーが低い
豆乳ヨーグルトのメリットその1はカロリーが低いことです。
牛乳ヨーグルトのカロリーは100gあたり62kcalです。
一方、豆乳ヨーグルトのカロリーは100gあたり46kcal。
豆乳ヨーグルトのカロリーは牛乳ヨーグルトのカロリーの3/4以下でした!
1パックのカロリーを見ると
- 牛乳ヨーグルト400g→248kcal
- 豆乳ヨーグルト400g→184kcal
と一目瞭然のカロリー差!
たんぱく質は?
また、カロリーが低いにもかかわらず、たんぱく質量は
- 牛乳ヨーグルト:3.4g
- 豆乳ヨーグルト:3.5g
と変わらないのが嬉しいポイントです。
炭水化物量も気になる!
炭水化物の量を比べると
- 牛乳ヨーグルト:5.3g
- 豆乳ヨーグルト:1.6g
と大きく違うのが分かります。
牛乳には乳糖という糖が含まれるため、炭水化物の量が豆乳ヨーグルトに比べ多くなります。
炭水化物や糖質の観点から考えても、豆乳ヨーグルトの方がヘルシーですね。
乳製品を使わない
豆乳ヨーグルトのメリットその2は乳製品を使わないことです。
豆乳ヨーグルトの原料である豆乳は大豆を搾って作られたもので牛乳など乳製品は使用していません。
牛乳アレルギーがある方でも食べられるので注目されているのですね。
大豆イソフラボンが豊富
豆乳ヨーグルトのメリットその3は大豆イソフラボンが豊富に含まれていることです。
大豆イソフラボンとは大豆(特に大豆胚芽)に多く含まれる栄養成分です。
身体の老化を進行させる活性酸素の働きを抑える抗酸化作用を持つ成分。
さらに、美容効果も高く、美しく若々しさをキープしたい方にオススメしたい成分です。
その大豆イソフラボンの最大の特長は、女性ホルモン・エストロゲンと分子構造が似ていること。
女性の身体では年齢とともにエストロゲンが減少し、身体の不調を引き起こします。
一般的に更年期障害といわれるものです。
そんな時大豆イソフラボンを摂取すれば、大豆イソフラボンがエストロゲンの代わりとなり更年期トラブルを軽減します。
この働きを利用したサプリメントが発売されるなど、更年期トラブルの対策として有名ですよね。
しかし、この大豆イソフラボンは女性の半数にしか効果が無いという研究結果も!
大豆イソフラボンがエストロゲンの代わりになるかどうかは病院などで検査できるので気になる方はチェックしてみましょう。
「大豆イソフラボン」については↓の記事もオススメ
また大豆イソフラボンの摂取目安量は1日50mg。
※安全な摂取目安上限値は70~75mgです。
マルサン・豆乳グルトのイソフラボン含有量は100gあたり21mgです。
大豆イソフラボンは納豆や味噌、豆腐にも含まれています。
毎日の食事に豆乳グルトを加えるだけで、効果的に大豆イソフラボンを摂取できそうですね。
豆乳ヨーグルトのデメリット

豆乳ヨーグルトのデメリットは
- 価格が高い
- カルシウムが少ない
の二点が挙げられます。
価格が高い
豆乳ヨーグルトのデメリットその1は価格が高いことです。
それぞれメーカー希望小売価格(税抜き)で比べてみると
- 牛乳ヨーグルト:260円
- 豆乳ヨーグルト:280円
と牛乳ヨーグルトの方が低価格です。
・・・低価格なのですが、それ以前にヨーグルトってこんなに高かったのですね!
いつもスーパーやドラッグストアの安売りのときしか買わないので、こんなに高いものだとは・・・。
品数の少なさもデメリット?
豆乳ヨーグルトのデメリットは(私見ですが)品数の少なさかもしれません。
わたしはスーパーなどで豆乳ヨーグルトを見たことがありません。
田舎だからかもしれませんが、メジャーな商品でないことは確かです。
そのため、継続的に購入するのは少し難しいかもしれませんね。
カルシウムが少ない
豆乳ヨーグルトのデメリットその2はカルシウムが少ないことです。
牛乳ヨーグルトのカルシウム量は100gあたり109mg。
豆乳には大豆イソフラボンが豊富に含まれる代わりにカルシウムはほとんど含まれません。
よって「カルシウムを摂りたい」という方には豆乳ヨーグルトならびに豆乳はオススメできません。
しかし、大豆イソフラボンには骨を丈夫にする働きもあるので、カルシウムと同じような効果も期待できます。
また牛乳の代わりに小魚などでカルシウム補給をすれば問題はありません。
まとめ
- 豆乳ヨーグルトは豆乳に酵母または乳酸菌を入れて発酵させたもの。
- 牛乳ヨーグルトとの違いは発酵させるのが牛乳か豆乳かのみ。
- 豆乳ヨーグルトは牛乳ヨーグルトと比べ「カロリーが低い」「牛乳アレルギーでも食べられる」「大豆イソフラボンが豊富」というメリットがある。
- また、デメリットとしては「高価格」「品数が少ない&レア」「カルシクが少ない」となる。
CMで見てずっと気になっていた豆乳ヨーグルトについて調べてみました。
調べていたらとても食べたくなりました!
健康にも美容にも良い豆乳ヨーグルトをわたしといっしょに試してみませんか?
豆乳ヨーグルト製品4つの特長をまとめた記事は↓