料理に使った後、大きな根と豆の部分が残ってしまう豆苗。
そのまま捨てるのはもったいない、と思っていたらパッケージの裏面に
「豆苗は家庭で栽培し再収穫できます」
という文章を発見しました!
しかし、本当に豆苗は再収穫できるのでしょうか?
気になったので、わたしが家庭で実際に豆苗の栽培&再収穫にチャレンジしました!
切った豆苗は再収穫できる?
根・豆が付いた状態で販売されている豆苗は再収穫をすることができます。

「再収穫」とは、食べる部分のみをカットし料理に使用した後、残った根・豆から新しい芽を成長させ、再び収穫することです。
豆苗には根元近くに『脇芽(わきめ)』と呼ばれる小さな葉っぱがあり、その葉っぱの部分を残しておけば成長を続け、また収穫できるのです。
調べたところ、豆苗の再収穫は7~14日ほどでできるとのこと。

本当にそんな早く豆苗の再収穫ができるのか、実際に栽培して調べてみました。
豆苗の再収穫の栽培方法・失敗しないコツとは?
切って使用した豆苗の栽培について『栽培方法』と『実際の栽培記録』からまとめてみました。
切った豆苗の栽培方法
切った豆苗の栽培に必要なのは『豆苗の根の部分が収まるサイズの容器』です。
栽培しやすいよう底が浅い容器がオススメです。

わたしはタッパーを使用しました。
清潔な容器が用意できたら、容器に豆苗を入れ、水を入れます。

水は根の部分を覆うくらいまで入れます。
容器に水を入れたら、室内の明るい場所に置きましょう。
室内の明るい場所ならバランス良く育ちやすいです。
室内でも直射日光が当たる場所や屋外での栽培は、成長にムラができたり汚れや虫の付着の原因になるので避けた方が無難です。
豆苗の栽培方法はここまでで終了です。とても簡単ですね。
豆苗栽培のコツ
豆苗を美味しく栽培するコツは毎日水を替えることです。
豆苗を栽培するときは必ず、毎日最低1回は水を替えましょう。
水を替えるときは継ぎ足しではなく交換です。
- 容器から豆苗を取り出す
- 水を捨てる
- 新しい水を入れる
という3ステップを徹底しましょう。

特に気温が高い夏場はこまめに水を替えることが重要です。わたしは朝晩と1日2回水を交換しました。
【毎日画像あり】切った豆苗の栽培記録
切った豆苗の栽培記録です。
毎日ほぼ同じ時刻に撮影した画像とともに成長の様子を紹介しています。
豆苗を栽培したのは「5月中旬・室温20℃前後」という環境でした。異なる環境では栽培状況が異なりますので、あくまで参考にしてください。
1日目

前日に料理に使用したため坊主になった豆苗です。
まだ断面が白くみずみずしいですが、この時点では再びの成長の兆しは見られません。
2日目

豆苗の切り口がやや茶色く変色し始めました。
断面が古くなる一方で、ちょびちょびと新しい脇芽が出てきているのが確認できます。
3日目

前日の2日目に確認できた脇芽がさらに成長しました。
特に2本ほど大きく伸びているのがチェックできますね。
また、よく見ると他の脇芽も葉ができているのが確認できます。
4日目

前日の3日目からパッと見て分かるくらいに成長しました。
2本だけ伸びていた脇芽に続き、何本も脇芽が伸びています。
5日目

キレイに脇芽が茂っています。
豆苗全体が向かって左側に傾いて育っているのは、左側の方向から日が差していたためです。
この後、豆苗の向きを変えたら、やはり日が指す方向に脇芽が伸びていきました。
6日目

スーパーなどで販売されているものと遜色ないほどに成長しました。
もう食べ頃なので、収穫したいと思います。
栽培条件が良かったこともありますが、想定よりも早く育ちましたね。

実際やってみて、ここまで成長が早いとは思いませんでした・・・。圧倒的な成長スピードに脱帽です。
そして、6日目の夕方に収穫した豆苗がこちら↓になります。

収穫できた豆苗の量は市販されている豆苗の半分ほどでした。
わたしが豆苗を育てたのは今回が初めてでしたが、初めてにしては上出来なのでは?と自画自賛しておきます。

収穫した豆苗は味噌汁にいれ美味しくいただきました。まだ若かった分、市販されている豆苗よりも柔らかかった気がします。
そんな再収穫した豆苗の注意点が1つ。
家庭での栽培では知らないうちに雑菌が入り込んでいる可能性が高いので、しっかり加熱調理してから美味しくいただくのが安心です。
豆苗の再収穫は何回まで?
根が残っていれば何回でも再収穫できてしまう豆苗。
家計に優しい豆苗ですが、再収穫は1回までにした方が良いでしょう。
再収穫を1回までにするべき理由は雑菌・カビが繁殖する可能性があるため。
家庭での栽培はどうしても衛生管理が万全ではありません。
少しもったいない気がしますが、1回再収穫した豆苗はゴミ箱へ捨てましょう。
ここまで、豆苗の再収穫と栽培方法についてまとめてみました。
実際にやってみると、初心者のわたしでも1週間足らずで再収穫できたのは驚きです!
野菜の価格が高騰している今こそ、価格が安定し再収穫すら可能な豆苗を上手く活用していきたいですね♪