「ホットケーキミックス症候群」についてまとめていきます。
ホットケーキミックスの間違った保存により発症する「ホットケーキミックス症候群」。
そんな「ホットケーキミックス症候群」の原因や症状、予防できる保存方法について説明しています。
「ホットケーキミックス症候群」とは?
「ホットケーキミックス症候群」とは、ホットケーキミックス内で繁殖したダニを摂取することにより引き起こされる全身性アレルギー症状です。

正式名称は「経口ダニアナフィラキシー」。
また「パンケーキ症候群」と呼ばれることもあります。
「ホットケーキミックス症候群」の原因とは
「ホットケーキミックス症候群」の原因はダニ。
このダニは常温で長期間にわたり放置されたホットケーキミックスで繁殖します。
ダニはとても体が小さいため、袋のわずかな隙間から中に侵入。
砂糖などの栄養がたっぷり入り、常温という過ごしやすい環境にあるホットケーキミックスは、ダニにとって格好の繁殖地です。
特に、気温と湿度が高い梅雨時期から夏にかけてダニの増殖が起きやすいとされています。
「ホットケーキミックス症候群」の主な症状
「ホットケーキミックス症候群」は食後30分以内に症状が現れることがほとんど。
具体的な症状は
- じんましん
- 呼吸困難
- 喘鳴(ぜんめい)
- ゼーゼー・ヒューヒューする息づかい
- 腹痛
- 意識障害
といったもの。
重篤な場合は命に関わる可能性もあるため注意が必要です。
ホットケーキを焼いても「ホットケーキミックス症候群」は発症する?

ダニが繁殖していても、ホットケーキとして焼いてしまえば安心なのでは?
たしかに、ホットケーキミックスに繁殖したダニは加熱すれば死滅します。
しかし、ダニは死んでも、その死骸はそのまま。
また、アレルゲン(アレルギーの原因物質)であるダニの糞も残っているため、加熱しても「ホットケーキミックス症候群」は引き起こされます。
加熱しても「ホットケーキミックス症候群」は防げません。
そのため「ホットケーキミックス症候群」を防ぐには、ダニを繁殖させないことが唯一の方法となります。
「ホットケーキミックス症候群」はホットケーキミックス以外でも発症する?
「ホットケーキミックス症候群」はホットケーキミックス以外の粉ものでも発症します。
「ホットケーキミックス症候群」の別名「パンケーキ症候群」は、アメリカの食卓で親しまれてきたパンケーキミックスが原因で発症することが多かったため名付けられたもの。
日本では、ホットケーキミックス・パンケーキミックスといったミックス粉の他に、
- お好み焼き粉
- たこ焼き粉
- 粉末プロテイン
- 顆粒だし
といった製品でも発生することがあります。
普通の小麦粉でもリスクはありますが、糖質や脂質、アミノ酸など栄養豊富なミックス粉の方がダニが好むため発生しやすいとのことです。
「ホットケーキミックス症候群」を防ぐ保存方法について
「ホットケーキミックス症候群」は、外袋を開封した後に必ず冷蔵庫で保存することで予防できます。

200g入り袋が3~4個あるホットケーキミックスの場合、それらの個包装が入った外袋を開封した時点で冷蔵庫へ入れます。
外袋開封後はできるだけ1か月以内には使いきりましょう。
150~200g入り個包装1つの場合は、開封前であれば常温保存OKです。
個包装の開封後はできるだけ一度で使いきります。
一度で使いきれない場合でも、個包装開封後は遅くても1週間以内には使いきりましょう。
また、大容量のファスナー付き袋は、開封した時点で冷蔵庫へ。
とにかく、何かしらの袋を開けた時点で(個包装が未開封でも)冷蔵庫で保存しましょう。
冷蔵保存をすべきなのは、ダニが20~30℃の温度、湿度60%以上の環境で繁殖しやすいため。
ダニが繁殖しやすい環境に置かなければ「ホットケーキミックス症候群」を発症する可能性は低くなります。
容器は必ず『密閉』できるものを
ホットケーキミックスは必ず密閉して保存するようにします。
袋のまま保存する場合は、袋の口を輪ゴム・クリップなどでしっかり留めます。
さらに、その上から保存用ポリ袋・プラスティックの密閉容器などで密閉するとより良いでしょう。
厳重に密閉するのは、ダニの侵入を防ぐため!
わずかな隙間から侵入するダニを防ぐには徹底的な密閉あるのみです。
【まとめ】「ホットケーキミックス症候群」を防ぐ保存方法
「ホットケーキミックス症候群」を防ぐ保存方法です。
- 袋を開けたら冷蔵庫へ
- 個包装を開けたらすぐに、遅くても1週間以内に使いきる
- 外袋の開封後は1か月以内に使いきる
- 袋は絶対に密閉する
「ホットケーキミックス症候群」は、ダニの侵入・繁殖により発症するものです。
袋を密閉してダニの侵入を防ぎ、冷蔵庫へ入れることでダニの繁殖を防ぐことで、安全にホットケーキを楽しみましょう。

