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冷やご飯、実は健康的?冷やご飯のメリットと食べ方について

冷めたご飯には「味が落ちる」「食感がボソボソ」というイメージがありますよね?

しかし、そんな冷めたご飯=冷やご飯には健康に良いという事実があります。

なぜ冷やご飯は健康的と言えるのか?その理由を探ってみました。

また、そもそも「冷やご飯」とはどんなご飯を指す言葉なのでしょう?

気になる冷やご飯の温度や正しい食べ方についてもまとめてみました。

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冷やご飯の「健康に良い」メリットとは

冷やご飯には「血糖値の上昇をゆるやかにする」というメリットがあります。

冷凍ご飯
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血糖値の急激な上昇は体内で脂肪が溜まる原因です。また、糖尿病など生活習慣病のリスクも高めます。

そんな血糖値は食事によって上がるものですが、食べるものによってその上昇度合いが変わります。

一般的には、糖質を多く含む炭水化物などは急激に、野菜などはゆるやかに、肉・魚や脂質はそこそこに上昇します。

ダイエットでよく言われる『ベジファースト』は、野菜から食べ始めることで血糖値が急激な上昇を防ぐ、という目的があるんだね。

ホカホカの炊きたてご飯は美味しいものの、単体で食べると血糖値が急上昇。

しかし、冷めたご飯=冷やご飯になると血糖値の急激な上昇を抑えられます。

冷やご飯=血糖値の急激な上昇を抑える理由

冷やご飯が血糖値の急激な上昇を抑えるのは、ご飯が冷えるにつれ、含まれるデンプンが『レジスタントスターチ』というデンプンに変化し、増えていくためです。

レジスタントスターチは直訳すると「消化されにくいデンプン」。

『難消化性デンプン』とも呼ばれます。

ご飯が冷えることでデンプンが『レジスタントスターチ』に変化することは「デンプンの再ベータ化」と呼ばれ、一般的にはデンプンの劣化とされてきました。

これは再ベータ化したデンプン=『レジスタントスターチ』には

  • 味が落ちる
  • 食感が悪い
  • 消化に悪い

というデメリットがあるため。

炊いたご飯の美味しい保存方法について

花緒
花緒

実際、冷蔵庫で冷やしたご飯は硬くて食べづらいですよね。

しかし、そんな『レジスタントスターチ』の「消化に悪い」というデメリットは、小腸で消化されず大腸まで届くという働きにつながることにより見直されています。

ご飯が小腸で消化、つまり分解・吸収されないことで血糖値の急上昇を抑えます

さらに、大腸まで届くことで、食物繊維のように腸内環境を改善させることにもつながるのです。

※食物繊維について詳しくはこちら

冷やご飯を食べれば、脂肪が溜まるリスクが減らせ、腸内をキレイにできるのですね。

冷やご飯は食べ過ぎも防げる?

冷やご飯には「食べ過ぎを防ぐ」というメリットもあります。

炊きたてのご飯よりも硬く、食べづらい冷やご飯は、比較的食べるのに時間がかかります。

食べる時間が長くなることに加え、一口一口をよく噛むようになるので、満腹感を得られやすくなるのです。

茶碗に盛ったご飯よりも、おにぎりの方が量が多く感じるのは食感が硬くなるからなのですね。

また、冷やご飯により満腹ホルモンが増えるという情報もあります。

食べる量が減れば、自然と摂取カロリーも減ります。

無理せずダイエットするにはありがたい成分ですね。

「冷やご飯」の基本と正しい食べ方

ここまで冷やご飯の健康効果についてまとめてきました。

おにぎり 梅干しおにぎり のり
ai subarasikiによるPixabayからの画像

けれども、そもそも「冷やご飯」とはどんなご飯を指すのか、また正しい食べ方を詳しくまとめていきます。

冷やご飯の温度

「冷やご飯」と聞くと、冷え冷えのご飯を想像してしまいがち。

しかし、レジスタントスターチが増えやすい温度は常温(室温)と言われています。

炊きたてご飯を炊飯器から別の器に取り分け、室温でゆっくり冷ますことでデンプンがレジスタントスターチに変化しやすいとのこと。

炊きたてご飯を冷蔵庫へ入れて冷ましてもレジスタントスターチは増えにくいという研究結果もあります。また、炊きたてご飯の熱で他の食品が傷みやすくなるというデメリットも。

レジスタントスターチは室温に1時間ほど置けば十分に増えるとされています。

何時間も置く必要がないのは楽で良いですね。

冷やご飯は『おにぎり』『お弁当』でもOK?

冷やご飯は『おにぎり』『お弁当』でもOKです。

むしろ、室温でじっくり冷まされたおにぎり・お弁当はレジスタントスターチが増えるのにうってつけ!

今、まさにおにぎり・お弁当を毎日食べている、という方は食習慣を変える必要がないのも嬉しいポイントですね。

冷やご飯の温め直しは?

いくら健康に良いと言われても

冷たくて硬いご飯は食べたくない・・・。

という方は少なくないはず。

そんな時には冷やご飯を電子レンジで加熱してから食べてもOKです。

冷えた状態で食べるよりもレジスタントスターチはやや減少しますが、それでも大部分は残ります。

夏はともかく、冬は冷えた身体で代謝を落とさないためにも温め直してから食べることがオススメです。

冷やご飯にカレーはOK?

冷やご飯にカレーをかけて食べても問題ありません。

たとえ熱々のカレーでも冷やご飯のレジスタントスターチにはそこまで影響はないと言われています。

むしろ身体を冷やして基礎代謝を下げるくらいなら、熱々のカレーや丼物の具、汁物などを一緒に食べる方がオススメです。

花緒
花緒

冷やご飯は「おにぎり・お弁当にして熱い汁物と食べる」のが健康的で続けやすい食べ方と言えますね。

ここまで、冷やご飯と健康について気になることを調べてみました。

炊いたご飯を冷ますだけで簡単に健康・ダイエットに活かせる冷やご飯をぜひお試しください。

↓は冷やご飯について書かれた書籍です。詳しく知りたい方は要チェック!

炭水化物を食べてもやせる!レジスタントスターチ式ダイエット

腸活先生が教える病気を遠ざける食事術 炭水化物は冷まして食べなさい。

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