花粉症に悩む方必見!花粉症対策にオススメの「ヨーグルト」を紹介します。
さらに、ヨーグルトが苦手な方でも続けやすいタブレットもまとめました。
そもそも花粉症対策としてヨーグルトは本当に効果があるの?
そんなヨーグルトと花粉症の関係についても詳しく掘り下げています。
花粉症対策にオススメの「ヨーグルト」
花粉症の症状を和らげる、とのキャッチコピーで現在販売されているのは雪印メグミルク「乳酸菌ヘルベヨーグルト」のみとなります。
また、ヨーグルトにも使用される乳酸菌が含まれたタブレットもいくつかあります。
乳酸菌ヘルベヨーグルト(雪印メグミルク)
「乳酸菌ヘルベヨーグルト」は機能性表示食品のドリンクヨーグルトです。
この「乳酸菌ヘルベヨーグルト」は、機能性関与成分・乳酸菌ヘルベの働きにより、花粉やハウスダストなどのアレルギー成分により引き起こされる目・鼻の不快感を和らげる効果が期待できます。
本品にはL. helveticus SBT2171(乳酸菌ヘルベ)が含まれます。乳酸菌ヘルベには花粉やハウスダストなどによる目や鼻の不快感を緩和する機能があることが報告されています。
乳酸菌ヘルベヨーグルト 雪印メグミルク
ちなみに、この『目・鼻の不快感を緩和する機能』は8週間以上、また『くしゃみの回数を減らす機能』は12週間以上も続けて飲んだ場合のみ結果として表れています。
効果を得るには2~3ヶ月以上もの期間、この「乳酸菌ヘルベヨーグルト」を飲み続けることが必要です。
この「乳酸菌ヘルベヨーグルト」は1本あたり100gで、現在(2024年3月)はドリンクタイプのみの販売となります。
「乳酸菌ヘルベヨーグルト」はスーパー・ドラッグストアなどの店舗をはじめ、ネットショッピングでも購入OKです。
花粉症対策にオススメの「タブレット」とは?
花粉症対策にはタブレット(錠剤)もオススメです。
特にヨーグルトを販売しているメーカーのタブレットには、ヨーグルトに使われている菌と同じ菌が配合され手いること多く、親しみやすい菌で花粉症対策ができます。

ヨーグルトの風味がどうしても苦手なんだよね・・・。
というヨーグルトが苦手な方にもタブレットはオススメです。
そんなタブレットのうち、花粉症対策にオススメの商品を2つ紹介します。
ビヒダス大腸のキホン(森永乳業)
「ビヒダス大腸のキホン」は、森永乳業の人気ヨーグルトである「森永ビヒダス」と同じ『乳酸菌BB536』が含まれています。
その機能性は「花粉・ホコリ・ハウスダストなどによる鼻の不快感を軽減」するというもの。
また、乳酸菌タブレットとして「便通改善」や「腸内環境の改善」効果も期待できるとのことです。
花粉症はもちろんのこと、腸活も始めたいという方にオススメのタブレットですね。
ディアレプラス(キユーピー)
「ディアレプラス」はキユーピーウェルネスのサプリメントです。
日本で初めて「花粉・ホコリ・ハウスダストなどによる鼻の不快感を軽減」する機能性表示食品として販売されました。
この「ディアレプラス」の機能性関与成分は『酢酸菌GK-1』。
酢酸菌は乳酸菌と同じく善玉菌です。
さらに、精神的なストレスの緩和にも効果が期待できるGABAも含まれます。
研究では約4週間で効果が表れたとされ、速やかに、かつ副作用がなく安全な花粉症対策を求めている方にピッタリのタブレットと言えますね。
花粉症対策としてのヨーグルト
ここからは、花粉症対策としてのヨーグルトの効果についてまとめます。

そもそも「ヨーグルト」は花粉症対策に効果的なのか?
近年「花粉症対策にはヨーグルトが良い」という言葉をよく聞きますよね?
事実、ヨーグルトは花粉症の症状緩和に効果が期待できます。
なぜなら、ヨーグルトを食べると「腸活」ができるからです。
なぜ「腸活」が花粉症対策に効果的なのか?
そもそも「腸活」とは腸に良い活動をすることです。
具体的に言うと、腸内の善玉菌の数を増やす働きとなります。
この腸活には免疫機能の暴走を抑制する働きがあると期待されています。
免疫、と聞くと風邪やウイルスから身体を守る働きをイメージしますよね。
実は免疫が攻撃する外部からの異物にはアレルゲン、つまり花粉などアレルギーの原因物質も含まれます。
しかし、人体にとって害がない花粉は本来、免疫が攻撃すべき相手ではありません。
花粉症は体内に大量の花粉が取り込まれたことなどを引き金に、免疫機能が花粉を攻撃すべき異物と認識、暴走して過剰に攻撃している状態となります。
この免疫機能の暴走を止める働きが期待されているのが「制御型T細胞(Treg)」。
制御型T細胞は免疫機能の暴走を抑え、アレルギー反応を緩和させる働きがあります。
そんな制御型T細胞に作用するのが一部の善玉菌で。
つまり、腸活により増えた善玉菌が制御型T細胞に働きかけ、免疫機能の暴走を抑えることにより、花粉によるアレルギー反応が和らぐ、ということです。
また、腸には身体の免疫機能のうち約70%が集まっています。
免疫力のアップに腸の健康は欠かせません。
したがって、腸のバランスを整え健康にすることは免疫力を上げること、さらには免疫システムを安定させることにもつながります。
そもそもアレルギーが出にくい身体を作るためにも腸内環境を整えることが大切なのですね。
ヨーグルトと腸活の関係とは?
ヨーグルトは牛乳などを乳酸菌により発酵させて作られます。
つまり、ヨーグルトには善玉菌がたくさん含まれます。
善玉菌の宝庫であるヨーグルトを食べれば、腸内へ効率的に菌を送り込め、善玉菌の増加をサポートしてくれます。
そんな乳酸菌・ビフィズス菌など善玉菌が含まれるヨーグルトを食べると、腸内フローラのバランスが整い、腸内環境が改善されます。
腸内フローラとは腸内に棲む菌たちの集合体を指す言葉で『腸内フローラのバランスを整える』というのは、腸内に棲む善玉菌の割合が増えるということ。

腸内の善玉菌を増やし、腸を健康にすること。これが「腸活」です。
普通のヨーグルトでも効果はあるの?
花粉症対策として食べるヨーグルトはどんなヨーグルトでも効果は期待できます。
上で紹介した「乳酸菌ヘルベヨーグルト」はアレルギー症状の緩和が特に認められたヨーグルト。
しかし、他のヨーグルトでも腸内環境の改善効果は得られるので、花粉症などアレルギー反応の抑制に効果が期待できるでしょう。
また、腸内環境は人によって異なります。
つまり、人によって合う菌も異なります。
人によって腸内でよく働いてくれる菌と、働いてくれない菌がいるため、いろいろなヨーグルトを試してみることも重要です。
さらに、ヨーグルト以外にもキムチや糠漬けなど発酵食品には乳酸菌が含まれます。
ヨーグルトが苦手な方はそれら乳酸菌が含まれる他の食品から腸活をするのもオススメです。
ヨーグルトでの花粉症対策のポイント
ヨーグルトでの花粉症対策のポイントは食べ続けることです。
腸活は一朝一夕にならず!
腸内環境を変えるには週単位の時間が必要です。
また、アレルギー症状が本格的に出始めてから食べ始めるのは遅いというのもポイント!
先ほど「乳酸菌ヘルベヨーグルト」の研究結果にもありましたが、ヨーグルトドリンクを摂取し効果が現れたのは8~12週間後。
つまり2~3ヶ月前からヨーグルトを食べ続ける必要があります。
2月下旬から花粉症の症状が出始めるという方は遅くても年末(12月下旬)からヨーグルトを食べ始めるのが症状緩和につながるでしょう。
ヨーグルトを使う花粉症対策の注意点
花粉症対策にヨーグルトが効果的といっても、ヨーグルトの食べ過ぎは禁物です!
特に、機能性表示食品などは1日あたりの摂取目安量が決められています。
ほとんどの場合で1日あたり商品1つが摂取目安です。
早く効果を出したいからと、一度に何個食べても効果がすぐに出ることはありません。
むしろ、過剰摂取は腸内環境の悪化を引き起こし、逆にアレルギー症状が出やすくなるかもしれません。
目安量をしっかり守り、食べ過ぎないことに注意しましょう。
さらに、ヨーグルトは毎日、食べ続けることが大切です。
外部から取り込まれた善玉菌は腸内に長い期間は定着しません。
よって、良い機能を持つ善玉菌に長く働いてもらうには、毎日、新たな善玉菌を送り込み続けることが必要です。

決められた量を継続して摂取することが花粉症対策の第一歩ですね。