近ごろ話題の「ルイボスティー」について気になることをまとめました。
緑茶でも紅茶でもなく、なぜルイボスティーが選ばれているのか?
調べてみると、ルイボスティーはノンカフェインで健康に良いという嬉しい特徴が分かりました!
さらに、ルイボスティーにはスゴい健康効果が満載です。
そんなルイボスティーの基本やメリット・デメリットについて詳しくご紹介します。
「ルイボスティー」とは?
ルイボスティーは『ルイボス(Rooibos)』という植物の葉を乾燥させたものを茶葉として使用するお茶です。
このルイボスとは、マメ亜科アスパラトゥス属の一種。
南アフリカのセダルバーグ山脈の一帯にしか自生していない、貴重な植物でもあります。
乾燥していることと、1日のうち30℃以上の気温差がある環境を好むから、南アフリカ以外の場所では栽培が難しく、失敗しているんだって!
ルイボスティーは『お茶』ではない?
ルイボスティーはハーブティーに分類されます。
つまり、緑茶や紅茶など、いわゆる『お茶』とは違う飲み物です。
ちなみに、チャノキ以外の茶葉から作られるお茶は『茶外茶』とも呼ばれ、麦茶などもこの茶外茶に分類されます。
ルイボスティーの色・味・香り
ルイボスティーは濃い赤色・赤褐色のお茶です。
紅茶よりもやや明るい赤だと思います(紅茶の銘柄にもよりますが)。
わたしの主観ではありますが、味はクセがなく、スッキリと飲みやすいと思います。
香りは強め。
甘さを感じる良い香りですが、飲んでみるとスッキリしているので不思議な味わいです。
紅茶とは違い、苦みは感じません。
「ルイボスティー」とカフェインについて
ルイボスティーはノンカフェインです。
お茶のうち、緑茶・紅茶などの原料であるチャノキの茶葉にはカフェインが含まれます。
しかし、ルイボスティーの原料はルイボス、チャノキではありません。
ルイボスにはカフェインが含まれないため、ルイボスティーにもカフェインは含まれずカフェインゼロとなります。
同じように、カフェインが含まれないお茶として有名なのが『麦茶』。麦が原料なのでカフェインは含まれません。
ルイボスティーはカフェインが含まれないため、
- 夜、寝る前
- 妊娠・授乳中の女性
- 幼い子ども
でも安心して飲めるのが特徴です。
ルイボスティーはカフェインを摂りたくない方、またカフェインの摂取を減らしたい方にピッタリのドリンクですね。
「ルイボスティー」のメリット
ルイボスティーが持つメリットです。
高い抗酸化作用
ルイボスティーは抗酸化作用を持つポリフェノール『アスパラチン』を多く含みます。
抗酸化作用とは、体の老化などの原因となる活性酸素を取り除き、その働きを抑える作用のこと。
活性酸素が増えすぎると、生活習慣病や免疫機能の低下など健康にもよくありません。
ルイボスティーには500mlあたり70mgのアスパラチンが含まれるとされ、効率的な摂取にピッタリです。
血糖値の上昇を抑える
ルイボスティーに含まれるポリフェノール・アスパラチンには『食後、血糖値の上昇を抑える』という働きがあります。
血糖値は食事の後に上昇しますが、その上昇度合いが激しいとエネルギーが脂肪に変わりやすくなり、肥満のリスクを高めます。
また、血糖値の急激な上昇は糖尿病のリスク増大にもつながります。
アスパラチンには、そんな血糖値の上昇を緩やかにする働きがあり、特に糖質が多い食事をする方に向いています。
太りにくく、糖尿病のリスクも低下させるルイボスティーは食事のお供にオススメです。
腸内環境の改善
ルイボスティーが多く含むポリフェノールは腸内環境の改善にも役立ちます。
ポリフェノールは腸内で悪玉菌の排出をサポートするため、結果的に善玉菌が増えやすい環境に。
悪玉菌が減ることで便秘の解消にもつながります。
ミネラルが豊富
ルイボスティーはミネラルが豊富に含まれていることも魅力の1つ。
特に『カリウム』や『マグネシウム』が多く含まれます。
- カリウム
- 利尿作用がありむくみ解消に効果的
- ナトリウムの排出をサポートするので高血圧予防に効果的
- マグネシウム
- 腸内で水分を取り込み便秘解消に役立つ
- 神経を安定させるため寝る前に飲むとぐっすり眠れる
不足しがちなミネラルを効率的に摂取できるのはメリットとして大きいですね。
タンニンが少ない
タンニンとはポリフェノールの一種。
高い抗酸化作用がありますが、苦みが強いのも特徴です。
緑茶や紅茶の渋みの素で、お茶の苦みが苦手な方でも飲みやすいのが低タンニンなルイボスティーのメリットと言えます。
さらに、タンニンには体内で鉄の吸収を阻害する、という厄介な特徴も。
鉄分を摂るべき貧血気味の方や妊娠中の方なども飲みやすいのは大きなメリットですね。
「ルイボスティー」のデメリット
ハーブティーであるルイボスティーは、基本的に安全性が高く、子どもからお年寄りまで、妊娠・授乳中も飲むことができるお茶です。
しかし、どんな飲み物でも飲み過ぎればデメリットがあります。
あくまで飲み過ぎれば、過度に飲めば何でも危険です。
ルイボスティーの飲み過ぎに伴うデメリットは『ミネラルの摂りすぎ』です。
と言っても、健康な方にとっては大きな問題はありません。
カリウムが多いので、ガブ飲みしたらトイレが近くなるのはデメリットかもしれませんが。
ルイボスティーの飲み過ぎを気を付けるべきなのは腎機能が低下している方です。
腎臓はカリウムの排出に関わる器官。
腎機能が低下している場合にカリウムを摂取しすぎると、カリウムが排出されずに体内に溜まり続け高カリウム血症という病気を発症する可能性があります。
また、マグネシウムの排出も滞り、血中濃度が高くなると低血圧や筋肉の麻痺を引き起こす恐れも。
カリウムもマグネシウムも健康に必要な栄養だけど、体内に溜まり続けると病気を引き起こしかねないのか・・・。
腎機能が低下し、例えば透析を受けている方などは摂取を控えた方が良いでしょう。
ルイボスティーの摂取目安量は?
ルイボスティーの1日あたりの摂取目安量はお茶で500mlほどとなります。
ペットボトルだったら1本、ティーバッグなら2~3杯ほどですね。
どんなに健康に良くても飲み過ぎは禁物。
ルイボスティーに限らず、なにごとも常識的な範囲内で楽しみましょう。
ここまでルイボスティーについてまとめてみました。
最近、ルイボスティーのおいしさに目覚め飲み始めたのですが、こんなにも良い働きがあるなんて!これからも積極的に飲んでいこうと思います。