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パスタ・スパゲッティの違いとは?パスタの主な種類を一挙紹介

どちらもイタリアの麺料理というイメージのパスタ・スパゲッティ。

そんなパスタ・スパゲッティの違いとは一体何なのでしょう?

また、日本における「パスタ」や「スパゲッティ」とは?

パスタ・スパゲッティの種類についても掘り下げてみました。

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パスタ・スパゲッティの違い

スパゲッティはパスタの種類の1つです。

そもそも「パスタ(pasta)」とは小麦粉を練り作られた食品全般を指す言葉。

パスタ 形 さまざま
beemdeによるPixabayからの画像

基本的に小麦粉で練り上げた食品であれば、みんなパスタです。

「パスタ」という言葉には

  1. イタリアにおける主食で、いわゆる「パスタ」
  2. 【広義】お菓子も含めた、小麦粉を練り作られた食品全般。特に焼き菓子
  3. 【派生義】食品以外のペースト状のもの全般

という3通りの使われ方がありますが、断りがなければ「1」の使用法が一般的です。

また、日本・英語圏では「パスタ」という言葉を『パスタの麺そのもの、もしくはパスタ料理』を指す言葉として使用しています。

花緒
花緒

たしかに「パスタ」=「パスタ料理」というイメージが強いですね。

そんなパスタのうち「スパゲッティ(spaghetti)」とは細い紐状(棒状)に加工されたパスタの一種となります。

そのため、スパゲッティのことをパスタと呼ぶのは問題ありません。

しかし、パスタにはスパゲッティ以外にも多くの種類があり、そのそれぞれに名前があります。

ここからは、パスタの種類と名前をまとめていきます。

日本における「パスタ」の分類

日本では、食品表示法の下に制定された「食品表示基準」によりパスタは<マカロニ類>に分類され、形状ごとに定義されています。

<マカロニ類>の定義は「デュラム小麦のセモリナ等の原料小麦粉に水を加え、練り、マカロニ類成形機から高圧で押出して製麺しためん類」とされ、その種類は

  • マカロニ
    • 2.5mm以上の太さの管状又はその他の形状(棒状又は帯状のものを除く。)に成形したもの
  • スパゲッティ
    • 1.2mm以上の太さの棒状又は2.5mm未満の太さの管状に成形したもの
  • バーミセリ-
    • 1.2mm未満の太さの棒状に成型したもの
  • ヌードル
    • 帯状に整形したもの

の4つが定義されています。

ちなみに「デュラム小麦」とは、パスタの原料として使われる小麦のことです。

「デュラム小麦」について詳しくは≫

この↑を踏まえて、パスタの種類を確認していきましょう。

パスタの種類

パスタの種類をまとめます。

パスタには大きく分け『ロングパスタ』と『ショートパスタ』の2種類があります。

そのロングパスタ・ショートパスタごとに、さらに種類を深掘りしていきます。

ロングパスタ

名前の通り長いパスタ、長さ25cmほどのパスタです。

スパゲッティもロングパスタの一種となります。

ロングパスタにはスパゲッティの他にも、麺の太さ・形状ごとに大まかな種類に分けられます。

スパゲッティ

スパゲッティ
BrunoによるPixabayからの画像

ロングパスタのうち、最も一般的なタイプ。

麺の太さは1.5~1.9mmが主流で、形は円形。

太さにより茹で時間やマッチするパスタソースも変わります。

日本食品基準では麺の太さは「1.2~2.5mm」と定義されていますが、実は麺の太さごとに

  • ヴェルミチェッリ:2.04~2.18mmほど
  • スパゲッティ:1.8mmほど
  • スパゲッティーニ:1.6~1.7mmほど
  • フェデリーニ:1.4~1.5mmほど
  • カッペリーニ:1.0~1.2mmほど

と、いちいち名前が違うのが特徴です。

このスパゲッティの名称はWikipedia―パスタを参考にしました。この名称は、国によっては全然違う場合もあります。

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バーミセリ―

バーミセリ― カッペリーニ
写真素材ダウンロードサイト【写真AC】

麺の太さが1.0~1.2mmほどの細いタイプ。

スープパスタなど汁気が多いパスタソースに合わせるパスタです。

イタリア語では『ヴェルミチェッリ(vermicelli)』と読み、英語・日本語とは違いスパゲッティよりも太い麺(2mm以上)という意味を持ちます。

※参考 Wikipedia―ヴェルミッチェッリ

細いパスタという意味では、日本では「カッペリーニ」の方が有名ですね。

髪の毛(capelli)ほどの細さ、という比喩からカッペリーニ(capellini)と名付けられています。

フェットチーネ(タリアテッレ)

フェットチーネ タリアテッレ
takedahrsによるPixabayからの画像

平麺状のパスタで、クリームソースなど濃厚なソースとの愛情が抜群です。

幅は5~10mmほど、薄いうどんのような感覚です。

日本では「フェットチーネ(fettuccine)」という名前が有名ですが、本当は「タリアテッレ(tagliatelle)」の方が一般的な名称とのこと。

※フェットチーネは一部地域で使用されている名称とのことです。

リングイネ

リングイネ
写真素材ダウンロードサイト【写真AC】

楕円形の断面を持つパスタです。

名前はイタリア語で『小さい舌(linguine)』という意味を持ちます。

短径が1mm、長径が3mmほどであるのが一般的、乾麺が多い種類です。

平麺なのでソースがからみやすく、しっかり味のソースとの相性が抜群です。

ショートパスタ

名前の通り短いパスタである「ショートパスタ」。

形や食べ方のバリエーションが広いことが何よりの特長です。

そんなショートパスタの中でも代表的なものをご紹介していきます。

マカロニ

マカロニ
СибиркаによるPixabayからの画像

ショートパスタの代表とも言える「マカロニ(macaroni)」。

パスタソースをかけるだけでなく、サラダやグラタンにも活用される便利な食品ですね。

円筒状で中心部に穴が空いていて、ムチムチとした食感が特徴。

穴が空いているので茹で時間が短く、調理が簡単なのが嬉しいポイントです。

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ペンネ

ペンネ ショートパスタ
СибиркаによるPixabayからの画像

マカロニと同じように円筒状で中心に穴が空いている「ペンネ(penne)」。

ほぼマカロニと同じように見えますが、マカロニと違い両端が鋭く斜めにカットされているのが特徴です。

斜めにカットされた断面からソースが入りやすいため、ペンネはロングパスタのようにパスタソースと和えて食べられるのが一般的。

リガトーニ

リガトーニ ショートパスタ
Diego ContiによるPixabayからの画像

リガトーニ(rigatoni)は、マカロニよりも太く、分厚い生地が特徴のパスタです。

表面に筋が入っていて、ソースがからみやすいのが特徴。

ファルファッレ

ファルファッレ ショートパスタ
Alexandra_KochによるPixabayからの画像

ファルファッレ(farfalle)はイタリア語で「蝶」という意味。

蝶の形をした可愛らしいパスタです。

コンキリエ

コンキリエ ショートパスタ シェル
Martin Franchi CarballedaによるPixabayからの画像

コンキリエ(conchiglie)はイタリア語で「貝」を表す言葉。

貝の形をした面白いパスタです。

英語で同じ貝という意味の「シェル」と呼ばれることもあります。

フリッジ

フリッジ カール ショートパスタ
MonikaによるPixabayからの画像

らせん状のパスタ。

フリッジ(fusilli)という名前以外にも「カール(curl)」と呼ばれることも。

日本ではサラダとして使われることが多いかもしれません。

【まとめ】パスタ・スパゲッティの違いと種類

  • スパゲッティはパスタの種類の1つ
  • 日本の食品表示基準におけるスパゲッティは『1.2mm以上の太さの棒状又は2.5mm未満の太さの管状に成形したもの』
  • パスタは大きく「ロングパスタ」と「ショートパスタ」に分けられる

スパゲッティはパスタの一種。

何となくスパゲッティ=パスタと思っていたので、認識違いに冷や汗をかきました・・・。

また、パスタにこんな細かく種類があるのも驚きです。

パスタソースや料理ごとに適したパスタを選び、美味しいパスタを楽しみましょう♪

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