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ケチャップの簡単レシピと保存について、そもそも「ケチャップ」とは?基本と栄養価も

洋風の万能調味料といえば「ケチャップ」。

オムレツにかけても、ご飯と炒めてケチャップライスにしても、はたまた炒め物に使っても美味しく仕上がる優れものです。

そんなケチャップは家庭でも簡単に作れます。

夏の今だからこそ嬉しい!トマトを大量消費できる自家製ケチャップの作り方をまとめてみました。

また「そもそも、ケチャップとは?」という基本もおさらいしましょう。

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トマトを大量消費!自家製「ケチャップ」の作り方

トマトが余ってしまったときに作りたい。

LoggaWigglerによるPixabayからの画像

自家製トマトケチャップの作り方です。

トマトケチャップの材料・分量

トマトケチャップ約250gの材料・分量です。

材料分量
トマト1kgほど
玉ねぎ25g
ニンニク一欠片(5g)ほど
赤唐辛子1/3本
スパイス
ローリエ・オールスパイス・シナモンなど
お好み
小さじ1
砂糖大さじ2
100ml
100ml

トマトがメインですが、玉ねぎ・ニンニクやスパイス、調味料などが豊富に使われるのがポイント。

辛い味が好きなら赤唐辛子を多めに、酸っぱい味が好きなら酢を多めにするなどアレンジできるのも自家製トマトケチャップの良さですね。

煮込みに使う鍋はアルミ製以外を選びましょう

アルミは酸に弱いため、酢を大量に使い煮込むトマトケチャップ作りには向きません。

ホーローやステンレス、フッ素樹脂加工された鍋などを使いましょう。

また、トマトを煮詰める鍋、スパイス液を作る鍋、香酢を作る鍋と、鍋は全部で3つ必要です。

あらかじめ用意しておきましょう。

トマトケチャップの作り方

自家製トマトケチャップの作り方を順番にまとめていきます。

1 野菜の下ごしらえ

<ミキサーがある場合>
トマトのへたを取り、くし切りにカットして、ミキサーで細かくします。

<ミキサーがない場合>
トマトのへたを取り、みじん切りにします。

玉ねぎとニンニクをすりおろします。

赤唐辛子は種を取ります。

2 トマトを煮詰める

トマトのみを鍋で煮詰めます。

中火で煮詰め、全体の量が2/3ほどまで減ったらザルに取り、裏ごしをします。

3 スパイス液を作る

トマトを煮詰めている間に、スパイス液の用意をします。

トマトを煮詰める鍋とは別の小鍋に

  • すりおろした玉ねぎ
  • すりおろしたニンニク
  • 赤唐辛子

を入れて混ぜ、そのまま火にかけ20分間煮込みます。

火力は弱火です。

煮込みが終わったら赤唐辛子のみ取り除きます。

4 香酢を作る

トマトを煮込み、スパイス液を作る間に、さらに香酢を作っていきます。

新しい鍋に

  • スパイス

を入れて混ぜ、沸騰させないように弱火で5分ほど加熱します。

5 仕上げの煮込み

3つの鍋でそれぞれを煮込み終わったら、トマトを煮込んでいた鍋に

  1. 煮込んで裏ごししたトマト
  2. スパイス液
  3. 香酢

を入れて混ぜ、さらに塩・砂糖も加えます。

強火にかけて、沸騰したら火を中火ほどまで弱めます。

時折、木べらでかき混ぜ続けましょう。

そのまま20分ほど煮詰め、トロッとしてきたら完成です。

花緒
花緒

難しい作業はありませんが、時間と手間はかかりますね。しかし、自家製トマトケチャップは格別!ぜひご賞味ください。

自家製トマトケチャップの保存方法・期間

↑のレシピでは250gほどのケチャップが出来上がります。

市販されているチューブ状ケチャップの1/2ほどの量ですね。

一回で食べきるのは難しいので、食べきれなかった分はしっかり保存しましょう。

自家製トマトケチャップの保存方法は粗熱を取ってから、清潔な容器に入れ、冷蔵庫で保存です。

保存期間は2週間ほど。

市販のケチャップでも開封後は1か月以内に食べきるのが理想なので、自家製トマトケチャップも2週間を目安に使い切りましょう。

そもそも「ケチャップ」とは?

ケチャップとは野菜・果実・キノコ・魚介類などが原料の調味料です。

トマトケチャップ こぼれた
AlexaによるPixabayからの画像

日本ではトマトを使った「トマトケチャップ」が主流で、ケチャップ=トマトケチャップというイメージですが世界ではやや異なるようです。

例えば、フィリピンでケチャップというと「バナナケチャップ」を指すとか。

またインドネシアには大豆を発酵させたソイソースを「ケチャップマニス」と呼びます。

インドネシア語ではケチャップ=ソース全般という意味で、他にも辛めの「ケチャップアシン」や、やや辛い「ケチャップセダン」といった種類があるとのこと。

ケチャップと一口に言っても奥が深いのですね。

<表>ケチャップの栄養価

ケチャップの栄養価を表でまとめてみました。

栄養価はカゴメ株式会社「カゴメトマトケチャップ」の数値を参考にしています。

数値は100gあたりの含有量、大さじ1杯(18g)あたりの含有量のそれぞれを表示しています。

栄養成分100g大さじ1杯(18g)
エネルギー118kcal21kcal
たんぱく質1.6g0.3g
脂質0g0g
炭水化物27.9g5.0g
食塩相当量3.3g0.59g
カリウム430mg77mg
リコピン18mg3.24mg
カゴメトマトケチャップ栄養成分

ここからは、トマトケチャップが豊富に含む『リコピン』と『うま味成分』についてまとめます。

ケチャップの赤色の正体『リコピン』

リコピンは赤色の色素成分です。

トマトのあの鮮やかな赤色を生み出すもとである成分です。

トマトが赤ければ赤いほどリコピンが含まれているらしいよ。

このリコピンには

  • 高い抗酸化作用
  • 善玉コレステロールを増やす

という働きがあります。

リコピンが持つ『高い抗酸化作用』は、紫外線による肌の赤身、色素の沈着による皮膚へのダメージを予防・軽減する働きがあります。

日焼けに悩みがちな夏に嬉しい働きですね。

さらに『善玉コレステロールを増やす』働きにより悪玉コレステロールが減少、心筋梗塞などのリスクを低下させる効果も期待できます。

美容にも健康にも嬉しい効果があるのがリコピンの魅力ですね。

トマトの『リコピン』の働きは他にも≫

ケチャップでのリコピン摂取は効率的

リコピンは熱に強く、油に溶けやすいという性質(脂溶性)があります。

そのため、ケチャップを作る際に長時間煮込んでもリコピンは壊れにくく、また油と一緒に摂取することで吸収率がアップ。

ケチャップにすることで、むしろリコピンを摂取しやすくなっています。

また、煮詰めているので生のトマトよりもたくさんの量を食べやすいのもポイント。

ケチャップなら調味料として毎日少しずつ取り入れられるのが嬉しいですね。

うま味成分『グルタミン酸』も

グルタミン酸はトマトに含まれるうま味成分です。

他にも昆布やチーズに含まれることで知られているグルタミン酸。

うま味成分は他のうま味成分との組み合わせでうま味が強まる「相乗効果」が期待できます。

うま味成分には、グルタミン酸の他に

  • 鰹節・肉類などに含まれるイノシン酸
  • キノコなどに含まれるグアニル酸

などがあり、グルタミン酸はイノシン酸・グアニル酸ともに相乗効果が期待できます。

酢豚やエビチリなど、ケチャップを使用する料理が多いのも納得ですね。

うま味成分について詳しくは≫

【まとめ】ケチャップの基本・栄養価

  • ケチャップは野菜・果実などを使った調味料
  • 日本ではトマトが主原料のトマトケチャップが一般的だが、海外ではバナナベースのケチャップなどもある
  • 抗酸化作用が高いリコピンが豊富
  • うま味成分・グルタミン酸が含まれ、調味料として万能

ここまで、ケチャップについて簡単な作り方から基本・栄養価をまとめてみました。

自家製トマトケチャップは面倒ではあるものの、難しくはないので試す価値あり!

抗酸化作用が高いリコピンを無理なく摂れる、まさに万能な調味料でした。

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