記事内にプロモーションが含まれています。

枝豆は栄養価が高い!「ビールのおつまみ」の理由とは?

夏になると「ビールのおつまみ」として人気の「枝豆」。

その枝豆、実はとても栄養豊富な野菜なんです!

どのくらい枝豆の栄養価が高いのか、表にして詳しくまとめてみました。

また、枝豆はどうしてビールといっしょに食べられるのでしょう?

その理由も、枝豆の栄養成分に関係がありました。

今回は枝豆の栄養について詳しくお伝えしていきます!

枝豆は美味しいから子供の頃から大好き!
ビールとの相性を知ったとき、大人になったのを実感したな~。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

枝豆の栄養

枝豆金網ざる入り

枝豆は未成熟な大豆のこと。

「枝豆」という名前は品種名ではありません。

日本では奈良~平安時代から食べられていた伝統的な野菜の一つです。

1000年前から枝豆ってあったんだ!

ここからは、枝豆の栄養について詳しくお伝えしていきます!

枝豆は「畑の肉」との別名を持つ大豆の未成熟果。

そのため栄養価は抜群!

豆類として良質なたんぱく質・脂質を含み、さらに緑黄色野菜としてビタミン類カリウムなども豊富です。

分かりやすくするため、ゆでた枝豆の栄養を表でまとめてみました。

栄養成分100gあたりの含有量
エネルギー134kcal
たんぱく質11.5g
食物繊維4.6g
βカロテン290μg
ビタミンB10.24mg
カリウム490mg
2.5mg

ここからは、上記の栄養成分それぞれを簡単に説明していきます。

エネルギー

豆類なのでエネルギーは134kcalと高めです。

エネルギーはその名の通り体を動かすパワーの源。

エネルギーが不足すると身体も頭もまともに動かないので、最悪生活に支障が出てしまいます・・・。

枝豆は、暑さで食欲が落ちがちな夏にぴったりな野菜ですね!

たんぱく質

たんぱく質は身体を作る栄養成分です。

英語ではprotein(プロテイン)、筋肉をつけたい人はたくさん摂るべき栄養成分でもあります。

そのたんぱく質が11.5gも含まれているのは、野菜の中では落花生の12.0gに次ぐ量!

この豊富なたんぱく質は豆類ならではですね!

特に近年はヘルシーな食物製たんぱく質として「大豆たんぱく質(ソイプロテイン)」が大人気です。

美味しくたんぱく質を摂るなら枝豆もおすすめですよ。

食物繊維

食物繊維と言えば、胃腸を整えるはたらきが有名です。

枝豆はこの食物繊維が100gあたり4.6gも含まれています。

これは食物繊維が多いイメージがあるきのこのエリンギ・4.3gやえのきだけ・3.9gよりも多い数値!

きのこよりも食物繊維が豊富なんて・・・。

胃腸の調子が悪い、便秘がちな方は枝豆を食べると不調が改善するかも!?

βカロテン

βカロテンは身体の中でビタミンAに変換される色素の一種。

ゆでた枝豆100gに含まれる量は290μgです。

ちなみにゆでる前、生の状態では260μgと少ない数値。

枝豆のβカロテンはゆでることで増加するのも特徴です。

βカロテン(ビタミンA)は高い抗酸化作用を持ち、体内で生活習慣病を引き起こす活性酸素を減らすはたらきをします。

さらに、目を保護し視力回復にも効果が期待できます。

髪や皮膚、粘膜をキレイに保つはたらきもある優れた栄養成分です。

ビタミンB1

ビタミンB1はエネルギーの代謝をサポートするはたらきを持つ栄養素。

糖を脳などへのエネルギーに変換、また乳酸をエネルギーに分解することで疲労回復の効果も期待できます。

特に糖の代謝に深く関わっているので、炭水化物をたくさん摂取したときに積極的に取り入れたい栄養とも言えます。

また、このビタミンB1は水溶性ビタミン、つまり水に溶けやすいビタミンです。

生の状態では0.31mgだった含有量は、ゆでることで0.24mgに減少してしまいます!

ゆで汁へ流れ出るのを少しでも防ぐために、ゆでる際のゆですぎに注意しましょう。

カリウム

カリウムは利尿作用があり、身体のむくみ解消にも効果的とされる栄養成分です。

また、ナトリウムの排出を促す効果もあるので、高血圧の予防にも期待できます。

そのカリウムが100gあたり490mgも含むのは、小松菜やリーフレタスに匹敵する全野菜の中でも高い数値です!

さらに、カリウムには利尿作用により身体を冷やす効果も期待できます。

そのため、夏野菜に多く含まれる栄養素としても知られています。

腎臓が悪い方以外はいくら摂っても大丈夫な栄養素なので、たくさん食べられる枝豆で美味しく摂取しましょう。

鉄、つまり鉄分は酸素を体内に運ぶヘモグロビンを作る成分です。

そのため鉄の不足=ヘモグロビンの不足になり、貧血を引き起こします。

不足すると危険な鉄ですが、多すぎると身体が吸収できないため過剰摂取は禁物。

1日あたりの必要量は女性で6.0mg、男性で8.7mgなので、その量を目安に摂取するのが望ましいでしょう。

その鉄ですが、枝豆の100gあたりの含有量は2.5mg

これは鉄分が多いイメージがあるほうれん草の2.0gよりも多い数値!

あまり知られてはいませんが、枝豆はとても鉄分が豊富な野菜なんですね。

枝豆とビールの関係

枝豆は「ビールのおつまみ」として食べられるイメージが強い野菜です。

塩味が効き濃厚なうま味のある枝豆は、確かにビールとの相性が抜群!

しかし、どうしてこれほどまでビールとセットのイメージが強いのでしょう?

その理由は、枝豆に含まれるある栄養にありました。

さらにあのだだちゃ豆にはすごい秘密が!

しかし、ビールと枝豆の組み合わせには、あまりおすすめできないデメリットもありました。

ここからは、ビールと枝豆の関係について解き明かしていきます。

メチオニン

それは、枝豆に含まれるメチオニンという栄養成分にありました。

メチオニンは必須アミノ酸の1つ。

そんなメチオニンには、ズバリ肝機能のはたらきをサポートする作用があります。

そのサポートによりアルコールの分解が進み、飲み過ぎ・二日酔いを抑える効果があります。

枝豆はアルコールとの相性がぴったりな野菜だったのですね!

さらにメチオニンにはヒスタミンの分泌を抑える効果も。

そのため、花粉症などアレルギーに悩む人にもおすすめの野菜と言えます。

だだちゃ豆のオルニチン

だだちゃ豆は、枝豆の品種の1つで山形県庄内地方の特産品として知られています。

そのだだちゃ豆には、オルニチンが豊富に含まれています。

オルニチンは、アミノ酸の1種で疲労回復機能が高い成分。

貝類のしじみに多く含まれることで有名な成分でもあります。

このオルニチンのはたらきは、メチオニンと同じ肝機能のはたらきのサポート。

よって、アルコールの分解を促す効果が期待できます。

飲み過ぎて二日酔いのときにしじみ汁を飲むイメージはありませんか?

そのアルコールの分解をサポートするオルニチンを多く含んだしじみは、飲み過ぎ・二日酔いにうってつけな食材だったのです。

普通のスーパーで購入できる枝豆にもこのオルニチンは含まれていますが、だだちゃ豆はその中でも特別!

だだちゃ豆にはしじみの数倍量のオルニチンが含まれています。

オルニチンには、さらに美肌効果などがある成長ホルモンの分泌を促進する効果も。

お酒と合わせるも良し、美容効果も抜群なんて最高の野菜ですね!

食べ過ぎは「脱水症状」で危険

ビールを飲むとトイレが近くなりますよね?

その理由は、どちらも利尿作用があるアルコールとカリウムの効果が相まって作用するから。

さらにビールの水分も利尿を促す原因になり、トイレにたくさん行く羽目になるのです。

そんな利尿作用があるビール。

そこに同じく利尿作用のあるカリウムを豊富に含んだ枝豆をたくさん食べたら・・・。

身体の中の水分がどんどん失われ、最悪の場合、脱水症状を引き起こすおそれも!

え、危ないじゃん!

そのため、枝豆とビールを楽しむときは他の飲み物からしっかり水分を補給することを忘れずに。

それができない場合は、単純にお酒の量を減らしましょう。

お酒はほどほどが大切だね。

また、ビールと言えばプリン体が多く含まれることも知られています。

プリン体は多く摂り過ぎると通風や高尿酸血症を引き起こすため、摂り過ぎは禁物。

枝豆にもこのプリン体は多く含まれています。

ビールのプリン体+枝豆のプリン体で超過剰摂取、と思いがちですが実は大丈夫!

プリン体は尿といっしょに排出される成分。

そのため、カリウムによる高い利尿作用でビールを飲んでも尿として排出されるそうなんです。

そう聞くとたくさん飲んでしまいそうですが、飲み過ぎたら元も子もありません。

お酒も枝豆もほどほどに楽しみましょう。

まとめ

枝豆は栄養豊富な大豆が成熟する前の状態。

そのこともあり、たんぱく質やカリウム、鉄などの栄養成分が他の野菜と比べても豊富に含まれていました。

さらに、大豆にはアルコールの分解を促進する効果も。

カリウムが持つ利尿作用により、ビールで気になるプリン体は尿として排出されることも分かりました。

しかし、枝豆とビールの相乗作用で利尿作用が強すぎ、ヘタすると脱水症状になるおそれも!

美味しい組み合わせでついつい枝豆もお酒も進んでしまいますが、飲み過ぎは危険なので控えた方が良いでしょう。

枝豆の豊富すぎる栄養は健康・美容どちらにもおすすめ!

うまく食生活に取り入れていきたいですね!

タイトルとURLをコピーしました