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「春キャベツ」とはどんなキャベツ?キャベツの旬&旬ごとの特徴まとめ

春に店頭でよく見かける「春キャベツ」。

柔らかくて美味しい春キャベツですが、春キャベツとはそもそもどんなキャベツなのでしょう?

また、キャベツの旬はどの季節なのか?

春キャベツが多く収穫される春がキャベツの旬なのかな?

今回は、そんな春キャベツ&キャベツの旬についてまとめました。

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「春キャベツ」とは

春キャベツとは春の時期に旬を迎えるキャベツのこと。

春キャベツ 断面
写真素材ダウンロードサイト【写真AC】

「春キャベツ」という品種があるわけでなく、春に収穫されるキャベツの総称です。

「新キャベツ」と呼ばれることもあります。

春キャベツの旬は?

春キャベツの旬は4~6月ごろ、春から初夏にかけての暖かい季節です。

秋に種をまき、春に収穫の時期を迎えます。

「旬」とは
  1. いわゆる『初物』を指す言葉
  2. 収穫量がピークを迎える時期
  3. 素材が最も美味しく食べられる時期

春キャベツの場合は『2 春に収穫の最盛期を迎える』『3 春に美味しく食べられる』の意味が当てはまります。

春キャベツの主な生産地

春キャベツは、大都市の近くで栽培が行われる『近郊栽培』が中心の野菜です。

そのうち、春キャベツの名産地と言えるのが千葉県銚子市や神奈川県三浦市など。

確かに大都市・東京の近郊ですね。

キャベツの栽培は気温15~20度の涼しい気候が適しています。

銚子市や三浦市などは冬でも寒くなりすぎないため、冬に生長する春キャベツの生産に適しているのですね。

春キャベツの特徴とは

春キャベツは、やや平べったい他のキャベツと比べ形が丸いのが特徴です。

また葉の巻きがゆるく、葉そのものもフワフワと柔らか。

葉の巻きがゆるいため、持った感じが他のキャベツよりも軽めなのも特徴ですね。

柔らかくみずみずしい葉は加熱しすぎるとドロドロに溶けてしまいます。

よって、春キャベツは生食やサッと火を通すような料理で使用するのがポイントです。

春キャベツのまとめ
  • 旬:春(4~6月ごろ)
  • 形:丸い・球体に近い
  • 葉:柔らかくみずみずしい
  • 葉の巻き:ゆるめ

ここまで春キャベツについてまとめてみました。

春に旬を迎えるから「春キャベツ」と分かったけど、春以外に旬を迎えるキャベツは「何キャベツ」なのだろう?

ここからは、そんなキャベツの旬について掘り下げていきます。

キャベツの旬について

キャベツは1年を通して栽培・収穫されるため、厳密に言うと旬はありません。

もともとは涼しい地域で栽培される野菜だったけど、大正時代から品種改良が重ねられて、今では日本各地で1年中栽培されるようになったんだって。

しかし、キャベツの旬は主な収穫時期によって

  • 春に旬を迎える「春キャベツ」
  • 夏・秋に旬を迎える「夏秋キャベツ」
  • 冬に旬を迎える「冬キャベツ」

という3つに分類されます。

春キャベツは先ほど↑でご紹介したので、ここからは「夏秋キャベツ」「冬キャベツ」についてまとめていきます。

「夏秋キャベツ」とは

夏秋キャベツは7~9月ごろの夏~初秋の時期に旬を迎えるキャベツのこと。

夏秋キャベツ 麦わら帽子 高原キャベツ
写真素材ダウンロードサイト【写真AC】

夏秋キャベツの主な産地は

  • 群馬県嬬恋村
  • 長野県・野辺山高原
  • 北海道
  • 岩手県

という地域のうち、特に高原地帯になります。

高原地帯で多く栽培されることから「高原キャベツ」とも呼ばれます。

高原地帯は夏でも涼しく、キャベツの栽培に向いているのですね。

「夏秋キャベツ」の特徴

夏秋キャベツは春キャベツと比べ葉の巻きが固いのが特徴です。

形は平べったく、これから説明する冬キャベツとよく似ています。

味は甘味が強く、水分が多い葉は柔らかくみずみずしいのも特徴です。

加熱にも生食にも使いやすい、春キャベツと冬キャベツの良いとこどりといったキャベツです。

夏秋キャベツのまとめ
  • 旬:夏~秋(7~9月ごろ)
  • 形:扁平
  • 葉:柔らかくみずみずしい
  • 葉の巻き:きつめ

「冬キャベツ」とは

冬キャベツは11~翌年3月ごろの冬の時期に旬を迎えるキャベツのこと。

キャベツ 集団 冬cabbage
Engin AkyurtによるPixabayからの画像

冬キャベツの主な産地は

  • 愛知県・東三河地域
  • 千葉県銚子市
  • 神奈川県・三浦半島
  • 茨城県

などで、春キャベツの生産地とほぼ同じ地域となります。

春キャベツ同様、冬でも暖かく、栽培に適した気温なので生産が盛んになっています。

冬キャベツの特徴

冬キャベツはスーパーなどでよく見かける、いわゆる一般的なキャベツです。

形は平べったく、巻きはきつめ。

葉は硬く、1枚1枚に厚みがあるのが特徴です。

また、内側になればなるほど葉の色が薄く、芯近くはほぼ白色なのもポイントです。

主に加熱して食べることが多い冬キャベツですが、せん切りキャベツにするとシャキシャキ食感がたまらない魅力もあります。

冬キャベツのまとめ
  • 旬:冬(11~翌3月ごろ)
  • 形:扁平
  • 葉:硬め・厚め
  • 葉の巻き:きつめ

<キャベツの分類>寒玉・春玉とは?

キャベツはその特徴から大きく分けて『寒玉』『春玉』に分類されます。

寒玉はいわゆる冬キャベツのこと。

形が平べったい扁平、葉は硬い&厚めで巻きがきつめなのが特徴です。

一方で春玉は春キャベツのこと。

丸い形と柔らかくゆる巻きの葉が特徴です。

特徴春玉キャベツ寒玉キャベツ
丸い・球体平べったい・扁平
柔らかい・水分が多い硬い・厚い
葉の巻きゆるめきつめ
寒玉・春玉キャベツの違い

夏秋キャベツは寒玉を改良し、夏・秋の栽培・収穫に耐えられるようにしたキャベツです。

よって、夏秋キャベツは寒玉に分類されますが、春玉の特長も持つ、ハイブリッドなキャベツとなっています。

<まとめ>春キャベツ・キャベツの旬

  • 春キャベツは春に旬を迎えるキャベツの総称
  • キャベツは地域によって栽培・収穫時期が変わるため特定の旬がない
  • キャベツは旬(収穫時期)によって「春キャベツ」「夏秋キャベツ」「冬キャベツ」の3つに分けられる
  • キャベツは特徴から『寒玉』『春玉』の2つに大分される

ここまで、春キャベツについて&キャベツの旬についてまとめてみました。

一年中スーパーに並んでいるキャベツ、産地によって収穫時期が変わるなんて面白いですね。

春は春キャベツが美味しい季節ですが、夏・秋・冬それぞれの季節のキャベツにも特徴があります。

これからは、そんな季節ごとのキャベツの特徴を踏まえた上で料理に活用していきましょう。

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