美味しいキャベツの選び方をまとめました。
美味しいキャベツは重い?それとも軽い?
また、新鮮なキャベツの見分け方も知っておけば損がありません!
ここでは寒玉系・春玉系・カット済み・芽キャベツ・紫キャベツの5つに分け、それぞれの選び方をご紹介しています。
<寒玉>丸ごとキャベツの選び方
寒玉系の丸ごとキャベツはずっしりと重いものを選びます。
手で持ったときにずっしりと重みがあれば、内側まで葉がきつく巻かれている証拠です。
さらに全体的に硬く、しっかりしていることも重要となります。
また、上部分がぱっくり割れているものは鮮度が落ちている証拠なので避けた方がよいでしょう。
キャベツの新鮮さは『外側の葉』をチェック
キャベツの新鮮さを図る指標の1つが『外側の葉』。
スーパーなどで販売されているキャベツは、食べる時に捨ててしまう外側の葉が付いた状態で販売されていますよね。
濃い緑色で硬く、美味しく食べるのは難しいキャベツの外側の葉。
「いちいち剥がすのが面倒くさいな~」と思ってしまいますが、外側の葉が付いていない状態で売られているキャベツは要注意です!
よって、外側の葉がシナシナしていたり、緑色がくすんでいるのは鮮度が落ちているということ。
お店で売られているときに「外側の葉がない」のは、古くなり見映えが悪くなったので捨ててしまった、という場合がほとんど。内側の葉はきれいなものの、実は収穫から時間が経っているという場合もあります。
また、当然ですが外側の葉がしなびていないというのもチェックポイントです。
外側の葉までピンとハリがあるキャベツを選びましょう。
キャベツの芯も要チェック
キャベツの新鮮さはキャベツの芯からもチェックできます。
新鮮なキャベツはキャベツの芯の切り口が新しく、みずみずしいのが特徴です。
黒ずんでいたり、乾燥しきっていたり、芯がひび割れているものは鮮度が落ちています。
また、キャベツの芯はできるだけ細いものがオススメです。
芯が太い=芯の部分が多く食べづらいので、選ぶときは芯の太さもよく確認しましょう。
- ずっしり重いもの
- しなびていない外側の葉が付いているもの
- 芯が細く、断面が新しい
<春玉>丸ごとキャベツの選び方
春玉系の丸ごとキャベツ(春キャベツ)は軽いものを選びます。
寒玉系のキャベツと逆なんだね!
春キャベツは柔らかくみずみずしい葉が特徴です。
そのため寒玉系のキャベツのように葉がきつめに巻かれていると、その魅力は半減してしまいます。
持った感じがふんわりと軽く、葉全体にハリがあるものを選びましょう。
寒玉系のキャベツとの違い
春キャベツは外側の葉も柔らかく、美味しく食べられます。
そのため『外側の葉が付いているか否か』は新鮮さの判断基準とはなりません。
よって外側の葉の鮮度をしっかりチェックすることが大切です。
また、春キャベツの芯の見分け方は寒玉系のキャベツと同様。
春キャベツの芯も切り口が新しく、細めのものを選びましょう。
芯は小さい方が柔らかい葉の部分が多くなり、美味しく食べられる部分が増えますが、春キャベツは芯も柔らかいのでそこまで執着する必要はなさそうです。
- 軽く、葉がふんわりしているもの
- 巻きがゆるいもの
- 外側の葉がしなびていないもの
- 芯の断面が新しく、小さいもの
カットキャベツの選び方
カットキャベツは断面がキレイなものを選びます。
『断面がキレイ』とは、切り口がまだ白く、黒ずんでいないということです。
切られたキャベツは切り口から劣化が始まります。
店頭では切り口をよく見て、乾燥しきっていないか確認しましょう。
また、鮮度が落ちたキャベツは葉が広がっていたり、葉の中心部分が盛り上がったりしています。
そのため選ぶときは切り口がまっすぐなキャベツをチェックしましょう。
鮮度で注目すべきはキャベツの芯
カットキャベツの鮮度の目安になるのはキャベツの「芯」。
キャベツの芯は空気に触れる時間が長いと黒っぽく変色してしまいます。
ただ、黒ずんでいるということは、それなりに時間が経っているということでもあります。
健康に問題はないものの、芯の黒ずみは鮮度をチェックする指標にしましょう。
カットキャベツだから分かることとは?
鮮度が落ちやすいカットキャベツですが、キャベツの断面が見られるため葉の巻き具合のチェックがしやすいというメリットもあります。
寒玉系のキャベツなら葉の巻きがきつめなもの、春玉系のキャベツなら葉の巻きがゆるめなものと、重さだけでなく目でもチェックできるのは大きいですね。
- 断面が新しいもの
- 芯が黒ずんでいないこと
- 寒玉キャベツなら巻きがきつめなもの
- 春玉キャベツなら巻きがゆるめなもの
芽キャベツの選び方
芽キャベツはずっしりと重みを感じるものを選びます。
見た目より重く感じるものを選ぶことで、巻きがしっかりきつめな芽キャベツが選べます。
また、表面が鮮やかな緑色をしている芽キャベツは鮮度が落ちていない証拠。
少し黄色がかっている芽キャベツは時間が経っているので避けた方が良いでしょう。
- しっかり重みがあるもの
- 緑色が鮮やかで濃いもの
紫キャベツの選び方
紫キャベツはずっしりと重く、紫色が鮮やかなものを選びましょう。
一般的なキャベツと同様に、芯の切り口が新しくみずみずしいかもチェック!
さらに、紫キャベツは葉先が厚くないものを選ぶと柔らかくて美味しいです。
また新鮮な紫キャベツには葉に白っぽい粉のようなものが付いたままになっています。
この白っぽい粉のようなものは、紫キャベツが分泌する『ワックスブルーム(ロウ状物質)』。
『ワックスブルーム』は、紫キャベツが自らの葉を乾燥・病気から守るために分泌する物質で、食べても害はありません。
体に害はないものの、食べる時はしっかり洗い流しましょう。
- しっかり重みがあるもの
- 鮮やかな紫色のもの
- 葉先が薄めなもの
- 葉の表面に白っぽい粉(ワックスブルーム)が付着しているもの
ここまで、寒玉キャベツ・春玉キャベツ・カットキャベツ・芽キャベツそれぞれの選び方をまとめてみました。
寒玉系のキャベツと春玉系のキャベツは選び方に大きな違いがあることが面白いですね。
少しややこしいですが、それぞれのキャベツの選び方を把握し、美味しいキャベツを選びましょう♪